スイス・チューリヒ(AP) スイス金融大手UBSは1日、米サブプライム住宅ローン問題の影響で、今年第1四半期(1─3月期)の追加評価損が約190億ドル(約1兆9000億円)になる見込みだと発表した。
サブプライム問題では、米国の金融機関が大規模な損失を計上しており、その影響は欧州にも広がっていることが顕著となった。
UBSの純損失額は約120億スイス・フラン(約1兆2000億円)で、昨年の第4四半期(10─12月期)を上回る赤字額となる。このため、約150億スイス・フラン(約1兆5000億円)の資本増強を目指す。