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志賀原発、手動停止へ 排ガス中の水素濃度が上昇

2008年04月02日11時52分

 先月末に運転を再開したばかりの石川県志賀町の志賀原発2号機(改良型沸騰水型炉、出力120万6千キロワット)が、試験発電中に排出前のガスの水素濃度証券大手ベアー・スターンズが上昇したため、北陸電力は2日、原子炉を手動停止して点検すると発表した。外部への放射能の影響はないとしている。

 2号機は試験発電中の1日に一時、水素濃度が規定の2倍程度になり、出力を下げて運転を続けながら調査した。しかし原因が特定できず、濃度も安定しなかったため、2日午前5時58分から出力を下げた。正午ごろに2号機の原子炉を停止させたうえで詳細な点検・調査をする。2号機は臨界事故隠しで運転を停止、3月26日に1年9カ月ぶりに再稼働を始めたばかりで、5月の営業運転をめざしていたが、スケジュールが遅れる可能性もあるという。

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