« 愛国者法に阻まれる米国務省の対北融和政策 | トップページ | 辺野古沖で調査妨害はやめてください »

2007/05/18

カナダで慰安婦決議案。ウヨサヨそれぞれの思い込み

外電スレより

《中新網5月16日電》
カナダ『星島日報』の報道によると、カナダ連邦新民主党の華僑国会議員である鄒至蕙が提出した慰安婦決議を下院外交事務委員会の議事日程に入れることができず、人権小委員会研究に返却されることとなった。鄒至蕙はこの議案が、カナダ国会の夏期休暇前に外交委員会を通過させることはできなかったが、継続して国会議員を”教育”していく必要があるとの認識を示した。カナダ抗日戦争史実維持会は、予定通り今週この議案の国会での支持を獲得することを目指した行動を行うと表明した。

聞くところによると、カナダ外交事務委員会は先週閉会したグループで議事日程を手配する責任を負っているのだが、慰安婦議案を議事日程から外すよう決定し、人権小委員会に差し戻し更に研究を進めるという。人権小委員会主席の肯尼(Jason Kenney)はこの報を承知しており、関連議案はすでに彼らに返却され、15日どのように今後進めて行くのか証人を招くことも考慮し議論を行う。

鄒至蕙は「外交委員会のやり方は国会議員がアジアの歴史と日本の政治をあまり理解していないことを示している。そのため人権小委員会は、多岐にわたる教育工作を行う必要がある。夏季前に関連議案を委員会で審査することができなくなったことに彼女は少し失望を示したが、小委員会で更に諮問を重ねることができれば、これもまた良いことで継続して”教育”できるということだ」との認識を示した。

史維会は今週、一連の大型行動、外交委員会の構成員に対する遊説を計画していた。史維会共同主席・王裕佳は「議案が人権委員会に差し戻されたことは、関連の行動の必要性を示しており更に積極的に行う必要がある。もし委員会に人を招集すれば、これは”鉄のような一般的事実”であると喜んでお供してくださることだろう」と述べた。

史維会は、17日にトロントで記者会見を行い、ネット上の署名活動、国会議員への遊説を含めた詳報を説明する。
もう一人の共同主席・列国遠は、「王裕佳と共同で韓国系、オランダ系、フィリピン系、日系を含む多くの影響ある移民組織代表にハーパー首相にこの議案を支持するようにと書簡を送って訴えるよう伝える」と述べた。

http://www.chinanews.com.cn/hr/mzhrxw/news/2007/05-16/936248.shtml

まーた中共工作機関のカナダ抗日戦争史実維持会です。
中共は日本向けには微笑を振りまきながら、欧米各国で日本叩きに余念がないようですね。

ホンダ議員の慰安婦決議案にしても、現場の米議会ではクズ議案程度の扱いなわけですが、日本が地球上のどこにあるかもわからない欧米人が、特亜工作員から日本人の残虐性を吹き込まれ続けるのを看過することはよくありません。

日本もいいかげん対抗手段をマニュアル化しておいたら?資料は山ほどあるんだから。
しかし、外務省はいまだに特亜の出張機関並みの自虐省ですから、反論といったら「今まで謝ってきたから許してください」の姿勢だもんね。ソースを付けるのもアホくさ。

<ウヨ・サヨ、それぞれの思い込み>

日本が右傾化したという“危機感”が左側から吹いていまして、まだまだ右傾化が足らん!と私なんぞは思いますが、現状は依然サヨク国家だなぁと落ち込むことしばしばです。リベラル系のブログがそれなりに支持を受けているのを見ると、どこが右傾化?と思ったり。たしかに愛国の思いを堂々と発言しやすくなってきたし、9条信仰などの常識を疑ってみる下地ができてきましたが、道はまだ遠いと思わされます。

サヨクは反米・反権力・戦争反対の三本柱を中心にぶれない主張はご立派ですが、元をたどれば、占領政策で“赤い思想”を魔法の粉のように戦後民主主義の中に振りまいておいたことが、今日の個人主義の蔓延、日教組教育の原点になっているわけです。護憲サヨクの故郷はGHQにあるのですね。GHQが産み落とした“戦後民主主義の価値観”こそ、中共・朝鮮の反日政策の温床でした。その温床から、ぞろぞろとブサヨなるものが培養され続けています。いまもなお!

ウヨク達は、すでにサヨクを論破したと鼻高々ですが、論破できるわけがない。サヨクは三本柱の原理主義者であって、信仰の域に達しています。「我々を中傷するものは悪」なのだから、ウヨクが反論したところで、いわゆる“荒らし”でしかありません。ウヨが何を言っても「軍靴の音」に変換されています。日本の国益?国の概念がない人達にどう説明する?中国・朝鮮に謝罪し続け、日本が侵略しなければ永遠に幸せと思っている人達に「集団的自衛権」をどう説明する?

スピリチュアルの分野で影響を与えている江原さんや美輪さんは、このような価値観にどっぷりはまっていますよ。江原さんは、いずれ日本が周辺諸国を巻き込んで戦争を起こすような精神的退廃を感じているそうです。このままだと日本が侵略して戦争を起こすって・・・ネットウヨクと呼ばれる保守層は精神的退廃の象徴なのですかね。
美輪さんの舞台には“従軍慰安婦”が大勢現れて、感動して癒されているそうです。

保守の言論をリードする知識人には、もっとレベルを上げてほしい。保守には原理的なものはなく、個人的な性格や資質が大きく影響していますので、意見の対立を生みやすいのです。同じ志を持っていても親米だ反米だ、市場原理主義者だ鎖国経済だ、小泉マンセーだ安倍マンセーだとレッテル貼りが始まります。

そういう私は何かというと、天皇陛下を敬愛する愛国主義者ですが^_^;
祖国愛のパトリなんとかでもいいですけど、私は日本の“国体”を守りたい。それは神道と密接不可分な精神性にあると思っています。

保守論客や保守系ブログをここ数年観察をしてきたところによると、リアリストからドグマティストに向かうほど政治音痴・経済音痴化が始まるようです。ドグマティストに生きた経済は読めません。大体が左傾メディアに乗せられたオピニオンリーダーが、保守層にも影響を与えているのが現状です。「規制緩和は悪」という誘導が、どこから出てくるものかわかりそうなものなのに。

社会主義経済が理想と公言する森永卓郎の「格差論」「外資はハゲタカ論」をSAPIOが喜んで掲載しているのを見ても、ウヨクの経済音痴がよくわかると思います。よしりんが森永氏に賛同していましたね。(自分の音痴は棚に上げ晒しておりますが、「この人騙されてるな~」ということくらいはわかる)
経済・金融面では、ウヨサヨは共通して「戦時体制いまだ終わらず」であるのが特徴かと。

今週の週刊新潮・野口悠紀雄氏「結局、日本の銀行は変わらなかった」から引用

イギリスの場合、1986年の「ビッグバン」と呼ばれた金融規制緩和の結果、イギリスの伝統的なマーチャントバンクはほとんど淘汰されてしまった。ロンドンの金融街で活躍する金融機関は、80年代のものとはまったく異なるものになった。
これらを実現したのは、政府の改革施策ではない。政府が行なったのは規制緩和のみであり、改革の方向を主導したのは、市場の力だ。しかし、戦時体制とは、市場を否定し、その影響力を遮断しようとするものだ。日本では、それがいまだに強固に残存している。

日本では何が問題かというと、戦後、銀行閥が解体を免れ、銀行依存体質が残ったために、政府に守られる形で融資の不透明さ・経営の硬直化を招き、大企業との癒着の結果、不良債権を隠蔽する体質を温存しながら金融破綻寸前まで行ってしまった。適正な競争が行われず、資産の流動性を阻害してきたのは、改革を受け入れない銀行閥だった。不正が横行していた銀行を守るために、結局国民にツケが回された。おおざっぱに言えば、こんなところでしょうか。

(おまけ)
ドグマティストの細分化はできないかな~と思って、ぐぐってみたらこんなん出ました。

アレキサンドリア、ローマ初期の医学派
1.教条主義派(ドグマティスト)
2.経験学派(エンピリシスト)
3.方法学派(メソジスト)
4.霊気論学派(プノイマティスト)
5.百科全書派(エンサイクロペディスト)
6.折衷派

医学派に限らず応用できそうですね。

◆人気blogランキングへ◆
更新の励みになります。クリックよろしくお願いしますm(__)m

※トラックバックは承認制です。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/108393/15111509

この記事へのトラックバック一覧です: カナダで慰安婦決議案。ウヨサヨそれぞれの思い込み: