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この物語は愛の成長日記・体の転換日記。

究極の愛を追求し愛する人へ身も心も捧げる♂の純愛ラブストーリーです。


[あらすじ]
幼馴染で同級生の可愛い彼女のまーな。二人は高校生から付き合い始める。
5年後…一大決心でプロポーズ!しかし…彼女がレズビアンである事をカミングアウト!!
「お願い…女の子になってほしいの…」衝撃的な懇願に言葉を失い放心状態。
真剣に悩み苦しみ話し合う二人…。そして…性転換後に結婚する約束を交わす。
肉体・精神的にどの様な変化が現れるのか?先がまったく見えない不安だらけの中…
彼女の為に女性ホルモン剤の投与を決意。彼女好みの女の子になると本気で心に誓う。

性転換を開始したはるかりんの肉体は日に日に女性の身体へと変化していく。

みるみる全身は丸みを帯び…胸は膨らみ…肌は白く透き通り…髪は細く柔かく…

まるで別人へと変貌を遂げるはるかりん…もう元の姿には二度と戻れない事を悟る。

まーなから望まれるがまま言葉・仕草・化粧・服装…心と体の葛藤を繰り返す日々…。

それでもお互いの両親…友人…身近な人達の理解をえようと奮闘を続ける二人。

二人だけにしかわからない愛のカタチを必死で受け止めようとする周囲の戸惑い。

身も心もボロボロになりながらも寄り添うはるかりんとまーなの愛は永遠の絆へと…

彼女の彼女になったはるかりんはとうとう結婚という最高の幸せを掴む!!


しかし…

笑顔に満ち溢れ愛し合う至福の毎日のはずだった二人の直面する現実とは……



★はるかりん性転換記録…未成年者はご遠慮下さい。

http://harukarinblog.blog92.fc2.com/blog-category-2.html

http://harukarinblog.blog92.fc2.com/blog-category-5.html


※未成年者の方、不快に感じる方は…物語をご覧にならない事をお薦めします。

※物語は自己責任でご覧下さい。

※無断転載を一切禁止しております。

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だ、大事件です!!!

テーマ:日記
2008年03月30日(日) 09時55分53秒

今朝、、、、、まーなから連絡ありました!!



これから会うことになって。。







どしよ…




ほんとどーしよう…







頭んなかがメチャクチャ混乱してる。



気が狂いそうなほど嬉しすぎるはずなのに…

なんだろ…この不安な感じ。





ヤバイ。


まぢでヤバイ。






どーしよ。

どーしよ。



ほんと久しぶりに会うまーな。



はぁ…



僕、、どんな顔して会ったらいんだろ…


こわぃよー


足がガタガタ震える感じだよー




……………。



nasakenai。落ちつけ僕。








はぁ。



そろそろしたくしなきゃ。。





ともかくっ!行ってきますっっ!!

離婚へのカウントダウン。[9]

テーマ:回想
2008年03月29日(土) 19時52分27秒

「男を知らないオマエがどうしてそう言いきれるの?」


僕の事を真剣に見つめながら彼は続けた。


「男も女も経験した上で女を選ぶならまだ話はわかる…」

「だけどオマエ、そうじゃないだろ?」

「片方の経験だけで愛を語るなんて浅はかとか思わない?」

「なんか説教臭くてウザいかもしれないけどさ、俺はそう思う。」


僕は、言葉を失った。

怖かったからじゃない。困ったから…返答に。

彼は僕を男として認めようとせず、ビアンに対する見解を淡々と語ってる…。


「まず、経験してみるべきじゃないかな?」

「あ、俺じゃなくたっていいから…」

「とにかく男って生き物がどんな風なのかを経験してみるべきだと思うよ。」


僕はなんて彼に言えばいいのか…

まったく思いつかなくて。悔しいようなそんな気持ちにすらなった。


だけど…はっきりしてる事がただひとつ。


僕の体も心も全部まーなのもの。


この事だけは僕の中でしっかりとわかってた。

ただ、これをどうやって彼に伝えるのか…そこが問題で。


いや…

よくよく考えてみれば…


僕が性転換したとか、愛する人がいるとか、関係なくて。

肝心なことは、、僕が彼を恋愛対象に見れないってこと。

この事実をどのようにして彼に理解してもらうのか…納得してもらうのか…。


ん?


理解?納得?

それすらも必要ないような…。

いつから僕は彼に対してそういう義務感を抱いてしまったのか?



まーな大好き☆



これだけでいいじゃん!これだけで十分じゃん!

そう思った。

無責任なのかもしれない。

いい加減なのかもしれない。


だけど、、彼は彼。僕は僕。


それ以上でもそれ以下でもなくって。


僕とまーなの事は、僕とまーなにしかわからない。


あらためてそう思った。


「男の子とか女の子とか関係なくて…」

「好きとか嫌いとか関係なくて…」

「貴方に興味がもてません。以上です。」

「さようなら。」


僕は彼の気持ちや意見を全て無視して一方的に別れを告げた。


「もう二度と連絡しないから、そっちもしてこないで。」

「ばいばい。」


僕は彼の車を降りた。「あばよ!」って感じで。(笑)

すごくスッキリ。気分爽快。

そんな気持ちだった。晴々してた。

自分で自分を久しぶりに褒めてみたりするほど。


彼が車の窓を開けて僕に向かってなんかゆってる。

でも無視。

ひたすら無視。



なんだかんだと時刻はもう夜中だった…

さすがに寝てるかなって思いながらも…

息を切らしながらまーなの待つおうちへダッシュで帰った。


静かにドアを開ける…するとリビングには明かり。

ゆっくりと覗いてみるとまーなが眠っちゃってる…



かわいい。


すごく。


とにかく可愛すぎる寝顔。

愛しくて愛しくてたまらない。

思いっきり抱きしめたい衝動にかられながらも…

起こしたら可哀想ってことで我慢とかしてみる。

残念そうにベットから毛布を持ってきて優しくまーなにかけてる僕。


一件落着。


僕はホッとしてた。

彼とキスしてしまった事は…

土下座して額を床に擦りつけて謝ろって思ってた。

もう先延ばしになんか絶対しない。

まーなが起きたらすぐに言おって。

すぐに謝ろって。




♪♪♪ ♪♪

♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪




着信音。

直樹くん?とか思いながら、、恐る恐る携帯を見る。


違う。


僕の携帯じゃない。

ふと見ると、、同じ機種で色違いの携帯。同じ着メロ。

着信はまーなの携帯だった。


眠そうに目を擦りながら起きるまーな。


「あ、はるかりん…おかえんなさい…」


そうゆうと、携帯を手にとり電話にでるまーな。


「…もしもし……」


寝ぼけてる様子のまーな。


「…あれ……切れちゃった…」


相当疲れてたのか…またパタっと倒れこみ眠りはじめた…。


「まーな、ここで寝ちゃダメだよ…向こう行こ?ベットで寝よ?」


僕は気だるそうなまーなの手をとって一緒に寝室へ。

久しぶりに手を繋いで眠る夜。

あったかいまーなの手。

もう絶対に離さないぞとかって思いながら…

僕は妙な満足感にひたりながら幸せを噛みしめてた。。



まーなの携帯に電話してきた相手が誰かも知らずに…。

離婚へのカウントダウン。[8]

テーマ:回想
2008年03月28日(金) 21時26分48秒

僕は一足先にシャワーからあがってすぐさま髪を乾かしはじめた。


帰ってきたばかりなのに、、出かける準備。

自分でも驚くほどに身体が勝手に動いてて。

あっという間に一通りの仕度が終わった。

不思議そうに僕を見つめるまーな。


「ちょっと出かけてくるっ!!」


僕はそう言ってすぐにおうちを飛び出した。

まさに衝動的な行動で。

計画性なんか全くなくって。


ただ、ただ、

時間が惜しかった。もったいなかった。


なにが?


直樹くんのこと。

このままじゃダメだって。

まーなときちんと向き合えないって。

まーなにきちんと報告できないって。

だから。

だから今すぐにでもハッキリさせようって急いでた。


半乾きの髪の毛をなびかせながら…すでに汗だくな僕。

彼との待ち合せ場所だったコンビニに向かいながら電話をかける。


コールはするもののなかなかでない。

そうこうしているうちに目的地に到着した。

はぁはぁって息切れしながら。

もう一度、彼に電話をしようとしたときだった。



♪♪♪ ♪♪

♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪



着信。

彼からだった。


「もしもし!こんな早く電話くれてすんげぇ嬉しいよ!」


僕の状況を知るよしもなく、、

とにかく元気がいい電話口の彼。


「いきなりでごめんなさい!」

「あの…今から会えないかな!」

「今日のコンビニの前に今いるんだけど会えないかな!!」


僕はかなり必死な雰囲気をかもし出しながら彼に言った。


「マジ?!」

「めっちゃ嬉しい!!!!!」

「全然おっけ!まったく問題なし!!」

「そっこーで行くよ!!!」

「シャワー浴びちゃって思いっきり部屋着でラフな感じだけどね!」


かなりの早口。

テンション上昇中って雰囲気の彼。

電話を切ると僕は大きく深呼吸。


彼が来る。今から来る。

今日キスした相手が今から僕に会いに来る。


急に不安になりはじめた。


だけど…

その不安を払拭するほどのパワーをその時の僕は持ってた。

ついさっきまでのまーなとの時間。

十分すぎるほどに「頑張るぞ!」パワーを充電できてた。

少しずつ落ち着きを取り戻しながら…彼に何から話そうか考えてた。


『僕、、実は男♂なんだ!!!』


いきなりこの衝撃的なセリフでいこうか…

彼のペースに巻き込まれる前に、僕の伝えたい事を一方的に伝えよう…

そんな調子で意気揚々とたくましく考えてる僕の耳にクラクションの音。


彼が来た!


僕は急激に冷静になっていくのを感じながら彼の車に乗り込んだ。

さっきまでの勢いが嘘のように僕は落ち着いた状態だった。


「こんばんはっ!!」


笑顔いっぱい元気いっぱいの彼。

だけど、この時の僕は海のときの僕とは別人で。


「いきなりごめんね。」

「あのさ…いきなりついでに聞いてほしいことがあるの。」

「あたし…」

「て、ゆうか、僕だね。」

「うん…僕。意味わかる?」


きょとんとしてる彼。

それを無視するかのように僕は淡々と話を続けた。


「あのね、僕、、、男だから。」

「直樹くんとおんなじ。」

「男の子。」

「だから、貴方とは付き合えないし、恋愛対象じゃない。」


まったく意味を理解していない様子の彼。


「性転換ってわかる?」

「僕さ、男の子から女の子へ自分の性を変えちゃった人だから。」


急激に青ざめていく彼…

やっと状況をわかってくれたって思った。

でも…彼からの言葉は、


「そっか。そこまでか。」


だった。

今度は僕が理解できない。

彼の言葉の意味がまったくわからない。


「そんな嘘話をするほど相手が好きだって事だよね…」

「俺ってよほど魅力ねーんだな…」


僕はため息。

わかってない。

彼は僕の話をきちんとわかってなくて。


「嘘?」

「ぜんぜん嘘じゃないよ!本当だよ!」


僕は必死に彼に訴えた。

とっさにカバンの中に忍ばせてた写真に手をやった。

昔の自分を忘れないようにって密かにいつも持ち歩いてた性転換前の写真。


「これ。見てよ。昔の僕だから。」


彼に写真を手渡すと…

彼は軽く写真に目を通して…


「誰こいつ。」

「いくらなんでも無理があるでしょ。この写真。」

「男とか女とかそれ以前に人間として別人じゃん。ありえないし。」


かたくななまでに信じようとしない。

だけど僕はここで引き下がるわけにいかなくって。


「本当だって!!」

「信じてよ!僕、彼女の為に性転換したんだから!!!」


思わず口にしてしまった…彼女の為に性転換発言。


「は?」


更に冷めた目で僕を見る。

すると、突然なにかを決意したかのように彼の目に力がこもった。

それと同時に彼は、、僕の手を両手で力強く握ってきた。

そして、彼は僕のことを強引に自分へひきよせた。


「オマエのどこが男なの?」

「教えてよ…」

「この顔…この身体…どこか男なのか教えてよ…」


僕の耳元で彼がささやく…。


「オマエ…女じゃん。」


そうゆうと彼は僕の髪を撫ではじめて…


「好きだよ…」

「オマエがどんなに女が好きだろうと、俺はオマエが好きだから…」

「俺的にありえねーよ…レズとかさ…」

「女にはやっぱ男だろ…」


口説かれてる?!

僕はハッとした。

また、同じあやまちを繰り返すところだった。

今まで受けたことのない扱いを男性から受けてカラダが硬直して…

自分の意思とは関係なくされるがままの状態…

もうそんな言い訳はしたくない!逃げたくない!

そう心の中で僕は叫んでた。


「やめろ!!」


僕は彼からの抱擁を振りほどき思いきり睨んでた。


女の体に負けない男の心。


意味不明な例え方だけど、、そういう状態だった。

カラダがいくら女性化してたって…

ココロが流されてなければ抵抗できるはず。。

いや、、、きちんと抵抗できてた。


自分で自分の身を守る。

自分の意思表示をハッキリとする。


とにかくこの事だけを考えて彼に叫んだ。


「愛しているのは彼女たった一人だから!!!」


男らしかった。て、思う。

少なくとも海で黙ってキスされてしまう様な情けない僕じゃなかった。


この時…


何が自分にとって一番大切なのか。


が、ハッキリとわかってた。

だからこそ、、、

硬直してるカラダを解き放ち彼に対して毅然とした行動ができた。



だけど彼は…

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