2008.03.30 Web posted at:  19:18  JST Updated - CNN
ビジネス

米住宅ローン大手カントリーワイド、経営陣への巨額配当判明

ニューヨーク(CNN) 不正融資や虚偽の報告で米連邦捜査局(FBI)の捜査対象になっている住宅ローン最大手カントリーワイド・ファイナンシャルについて、アンジェロ・モジロ最高経営責任者(CEO)とデビッド・サンボル社長に総額1900万ドルの配当が予定されていることが、当局への提出書類で明らかになった。

書類は、カントリーワイドを40億ドルで買収する銀行大手バンク・オブ・アメリカが今週、証券取引委員会に提出した。それによると買収計画には、モジロCEOに1000万ドル、サンボル社長に900万ドルの株式配当を実施することが盛り込まれている。合併後の会社にとどまるサンボル社長にはこのほか、現金などで2800万ドルも支払われる予定。配当は同社経営陣が保有しているストックオプションの実績と連動するという。買収手続きは現在中断している。

モジロCEOとサンボル社長は、サブプライム危機を受けて辞任したシティグループやメリルリンチの元CEOらとともにサブプライム危機を招いた疑いを持たれており、米下院政府改革委員会で厳しい追及を受けた。住宅売却の危機に追い込まれる米国民が相次ぐなか、巨額の報酬を受領していた点が問題視されている。

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