30日午前3時5分ごろ、茨城県神栖(かみす)市神栖3の民家の前を通りかかった通行人から「血だらけの人がいる」と110番通報があった。県警鹿嶋署員が駆け付けると、玄関先にこの家に住む私立高1年の長男(16)があおむけで倒れていた。後頭部を数カ所刺されており、意識不明の重体。母親(46)が刺したことを認めたため、殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
調べでは、1階に凶器とみられる血の付いた文化包丁が落ちていた。母親は興奮状態で、落ち着くのを待って調べる方針。母親には通院歴があるという。
一家は市職員の父親(46)と3人家族。父親は2階で寝ていたという。近所の人の話では、母親は英語塾の経営や塾講師をしていたが、数年前にやめたという。【岩本直紀】
毎日新聞 2008年3月30日 20時25分