2008年3月28日 0時10分更新
26日夜、東京・八王子市の圏央道のトンネル工事現場で土砂崩れがあり、入り口が道路の基礎ごと崩落していたことがわかりました。
土砂崩れがあったのは、建設中の圏央道・上り線の城山八王子トンネルの八王子市側の入り口付近です。
建設にあたっている国土交通省相武国道事務所によりますと、26日夜8時過ぎ、入り口付近の山の斜面が高さ50メートル、幅50メートルほどにわたって崩落しました。
およそ1キロほど掘り進んでいましたが、この土砂崩れでトンネルは、30メートルほどが道路の基礎ごと崩れたということです。
26日は、4人の作業員がトンネル内で消火設備を設置する作業にあたっていましたが、午後6時半ごろ、入り口付近の天井に亀裂が見つかったため、工事を中止して外に避難していたため、けが人はありませんでした。
相武国道事務所では、今後専門家による調査委員会を設置して、土砂崩れの原因を調べることにしています。
圏央道は、平成24年度に八王子から神奈川県相模原市までの開通を目指して、工事が進んでいました。
相武国道事務所では、「開通に遅れることがないように再発防止策を検討したい」と話しています。