楽天に春到来!2年目永井がプロ初完封勝利で連敗止める
2008年3月27日(木)09:37
(パ・リーグ、オリックス0−11楽天、2回戦、1勝1敗、26日、京セラD大阪)孝行息子がチームを救った。開幕から4連敗中だった楽天が26日、オリックスとの2回戦(京セラドーム)を、11−0で圧勝した。2年目の永井怜投手(23)が4安打無四球でプロ初完投、初完封勝利。うれしい今季初勝利をプレゼントされた野村克也監督(72)は、連夜のボヤキも封印。いつになく舌もなめらかで、会心の一句まで披露した。
『初春や初ものづくしの初勝利』。報道陣の前に姿を現すと、深いため息とともに破顔一笑。「今日はいうことなし。一句献上しよう」とニヤリ。野村監督の口から出てきたのが、まさに俳人顔負けのこの一句だった。
チームの初勝利はもちろん、二回にはフェルナンデスにチーム1号、九回には主砲の山崎にも一発が出た。しかし何より、大きかったのはプロ入り初完投、初完封のオマケつきで“孝行息子”ぶりを発揮した先発の永井だった。
「ここまで投げられると思っていなかった。まっすぐがよくて押せました」
マー君も、岩隈もつかめなかったチームの今季初白星を引き寄せたのは、開幕直前で5番目のローテーションに滑り込んだ男だった。
そんな永井が、決意を固めていたのは3日前のソフトバンク戦。相手のマウンドには、東洋大で1年後輩の大場が完封劇を演じていた。
「自分のチームが負けていたし悔しかった。やっぱり刺激になりました」
この日は最速144キロながら、変化球を巧みに織り交ぜスイスイとオリックスの重量打線をシャットアウト。気がつけばわずか4安打、無四球で料理した。野村監督は「カウント2−3が多すぎるし、テンポが悪い。(ベンチにいる)こちらがいい気分じゃないと」と厳し〜く注文をつけたが、それも期待の裏返しだ。
よほど初勝利がうれしかったのか、ノムさんは舌をペロリと出して「舌好調や」とニヤリ。「永井だけに投球間隔が“ナガイ”んだよな」。さらに、この日76回目の誕生日だった夫人の沙知代さんにも触れ「初モノづくしの、ハツ(初)ピーバースデーってことで」とボヤキにかわってダジャレで周囲をあぜんとさせた。
それでも「明日は“昨日の1点を取っておけば”とならんように。まだつぼみがちょっとふくらんだぐらい、三分咲きや」と気を引き締め直した指揮官。楽天が、ようやく春本番を迎える。
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