昨年、ボストン・レッドソックスでメジャーデビューした松坂大輔投手に密着取材を行い、「１億ドルの男　松坂大輔」（ランダムハウス講談社）を書き上げたイアン・ブラウン記者。ボストン・レッドソックス対オークランド・アスレチックスとの日本開幕戦取材のために来日した同記者が、松坂や岡島秀樹投手、そしてレッドソックス連覇の可能性について話した。

　メジャーリーグ公式サイトのブラウン記者は、レッドソックス番を務めて今年が７年目。昨年は、松坂のメジャー移籍から激動の１年を追い続けた。日米が注目した右腕を様々な面から見たブラウン記者は、今年の松坂について、「マウンドやボールなどにアジャストするから、昨年よりは良いね」と太鼓判。岡島についても、「去年はよくやったね。今年も活躍できると思うよ」と、両日本人投手に期待した。

　昨年は、松坂や岡島の活躍もありワールドシリーズ制覇を果たしたレッドソックス。ア・リーグ東地区は、永遠のライバルであるニューヨーク・ヤンキースなど強豪がそろう激戦区。地区優勝だけでも大変そうだが、ブラウン記者はレッドソックスのシリーズ２連覇を予想した。「チャンスはあるよ。昨年のメンバーが残った。それに、ジャコビー・エルスバリー（二塁手）、ジョン・レスター（投手）、クレイ・バクホルツ（投手）など、有望な若手がいるからね」

　自著については、「とても楽しい本さ。レッドソックスが大金を費やして獲得したダイスケを追った。すべては野球についての内容だね」と語るブラウン記者。日本では報じられなかった松坂の一面を伝えている。

by MAJOR.JP編集部

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