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阪神なんば線、トンネル開通
近畿日本鉄道の近鉄難波駅と阪神電気鉄道の西九条駅とを結ぶ「阪神なんば線」(約4キロ)のトンネルが全区間貫通し、18日、報道関係者に公開された。
阪神なんば線は、阪神電鉄や大阪市が出資する第三セクター「西大阪高速鉄道」が建設。地下駅の近鉄難波駅から西へ伸び、桜川駅、ドーム前駅、九条駅の3つの地下駅が新設される。九条駅西側で地上にあがり、地上駅である西九条駅とつながる。
来年春の開業を目指して平成15年度に着工、桜川−西九条間は今年2月までにトンネル工事が完了。今回、近鉄難波−桜川間が開通したことで、トンネルの全区間が貫通した。
今後は、電気設備工事や駅の設置工事などが行われ、秋には列車の試運転を始めるという。
開通後は近鉄と阪神電鉄が相互乗り入れし、奈良〜三宮間が直通列車でつながることで、これまで乗り換えなどで時間がかかっていた阪神間と難波、奈良方面が直結され、利便性の向上が期待されている。