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新東京タワー建設予定地からサーチライトで描かれた光のタワー＝東京都墨田区で２００７年１０月６日午後９時３８分、佐々木順一撮影

　地上デジタル放送の送信拠点として東京都墨田区に建設される「新東京タワー」の名称候補が１９日、決まった。全国から応募があった１８６０６件の中から、作詞家の阿木燿子さんや彫刻家の澄川喜一さんら有識者１０人からなる「新タワー名称検討委員会」が六つの候補を選んだ。

　候補は「東京ＥＤＯタワー」「東京スカイツリー」「みらいタワー」「ゆめみやぐら」「ライジングイーストタワー」「ライジングタワー」。この中から６月上旬に新東京タワーの名称が決定する。

　新タワーネーミング全国投票事務局は４月１日から、パソコンと携帯電話サイト、はがきによる全国投票の受付を始める。新名称に投票した人の中から抽選で、「名付け親賞」として「開業時に最初にエレベーターに乗れる権利（副賞５０万円）」が贈られるほか、メーカー各社の地デジ対応テレビなどの商品がプレゼントされる。

　「新東京タワー」は地上約６１０メートルで、現在の東京タワー（３３３メートル）の２倍近い高さ。０８年７月着工、１２年春開業が予定されている。最上部には地上デジタル放送用のアンテナが設置され、ＮＨＫと民放の放送を送信する予定だ。

　投票に関する問い合わせは「新タワーネーミング全国投票事務局」（電話０３・５６７９・９６６８、投票受付期間中のみ）