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地理調査:「宮崎県」はそのまんま最下位 位置の正答率

宮崎県の位置
宮崎県の位置

 宮崎県の位置が分かる高校生はわずか42.7%にとどまっていることが、日本地理学会の調査で分かった。調査問題に出た10都県の中で最も正答率が低く、同学会は「東国原英夫知事が就任し、話題になっているのに最下位になるとは思わなかった」と話している。

 調査は昨年12月から今年2月、東京都を中心とした51校の高校生6159人と全国31校の大学生3747人を対象に実施。世界10カ国や10都県がどこにあるか、地図上に記した番号から選択させた。

 宮崎県の正答率は高校生42.7%、大学生67.3%で、島根県や愛媛県も低かった。世界10カ国の位置ではイラクが高校生25.6%、大学生50.2%、ベトナムが高校生38.8%、大学生67.0%だった。大学生は前回(05年)より正答率がいずれも低下した。

 同学会の地理教育専門委員会の滝沢由美子委員長(帝京大教授)は「地図の上で事象をとらえる教育がなされていない。時間軸で見る歴史と空間軸で見る地理をバランスよく指導し、生徒の関心を引き出すことが必要だ」と話した。【高山純二】

◇10都県の正答率(%)◇

   高校生  大学生

秋田 77.3 85.5

栃木 65.2 79.3

東京 93.0 95.1

長野 80.8 91.0

愛知 66.1 84.5

石川 76.8 87.2

奈良 62.5 78.6

島根 51.5 65.9

愛媛 49.6 68.5

宮崎 42.7 67.3

毎日新聞 2008年3月19日 19時31分 (最終更新時間 3月19日 20時53分)

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