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年間売上額12億円の売春ビル、所有者は小学校教諭!?

写真提供=ソウル警察庁広域捜査隊
 年間売上額が100億ウォン(約12億3863万円)に達する大型売春ビルの所有者が小学校の教諭だったことが判明し、警察が捜査に乗り出している。

 また、警察は2日、学校の教室や女性客室乗務員の部屋、病院のナースステーションなどの「テーマルーム」を設け、学校の制服や女性看護師の白衣などを着用した女性が売春行為をしていた別の大型売春店2カ所を摘発したと発表した。これら3カ所の総売上額は、28カ月間で350億ウォン(約43億3521万円)を超えていた。これらの業者では「売春サービス券」まで発行しており、利用者の中には法曹関係者や大学教授なども多数含まれていることが分かった。

 警察は同日、ソウル・江南一帯で売春店を経営していた疑いで、パク某容疑者(52)とチェ某容疑者(57)を逮捕するとともに、他の売春店経営者や従業員51人と利用者120人を在宅起訴したと発表した。

 警察によると、パク容疑者は江南区論峴洞で、サウナ、マッサージ室、売春専用の浴室などを設けた売春店2カ所を開業し、2005年11月から06年10月までにクレジットカードだけで155億ウォン(約19億1988万円)の売り上げを手にしていた容疑が持たれている。

 また、パク容疑者とともに逮捕されたチェ容疑者は、04年9月から昨年12月まで、ソウル・駅三洞のビルの2、3、4階に売春店を開業し、198億ウォン(約24億5249万円)の売り上げを手にしていた容疑が持たれている。

 一方、警察はこのビルの共同所有者として登記簿に掲載されている、地方の小学校教諭K氏(57)に出頭要請書を送付したが、K氏はこれに応じていないという。警察関係者は「K氏が売春店として使用されることを知りながら建物を貸していたことが分かれば、K氏に対する刑事手続きを取り、犯罪収益となるビルの賃貸収入を没収する」と話している。

 警察によると、これらの売春店では、「売春サービス券」を発行するだけでなく、「サービス」に満足できなかった場合に再度利用できるチケットも発行していたという。

 警察のこれまでの調べで、これらの売春店を利用していた男性は合計20万人余りに達することが分かった。警察は最近3カ月間に摘発した2万6000人のうち、10回以上利用していた約100人を在宅起訴した。警察は「聖職者以外のあらゆる職業の人々がこれらの売春店を利用していたと考えていい」と話している。

チョン・ヒョンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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