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家出少女を監禁・売春強要 10代3人を拘束

 ソウル・松坡(ソンパ)警察署は22日、インターネットのチャットサイトで知り合った10代の家出少女をホテルに監禁した後、脅迫して買春させた疑いでキム某容疑者(18)ら3人を拘束した。

 中学校3年で中退した後、家出して定職に就かないまま暮らしていたキム某さん(17)は今年6月10日、オンライン・チャットサイトの“家出部屋”で、「家出した人同士で一緒に住もう」というキム某容疑者(18)の話に乗った。

 キム容疑者は中学3年の時、学校を中退した。キム容疑者と同居していた友人のハン某容疑者(18)とソン某容疑者(18)は富川(プチョン)K高校3年に在学中だったが、ほとんど登校していない状態だった。

 キムさんが3人と一緒に暮らし始めてから3日目、キム容疑者は割れた焼酎の瓶でキムさんを脅し、「売春代は半分づつ分ける。逃げたらひどい目に遭う。契約違反時には、死ぬほど痛い目に遭う」という内容の売春契約書を書かせた。恐怖心を植え付けるため、キムさんの手首を割れた焼酎の瓶で傷つけ、その血で契約書を書いた。

 キムさんはその後約50日間にわたり、富川駅周辺のホテルなどで1度につき10万~20万ウォンを受け取って、1日1~3人の男性に売春した。

 キム容疑者らは、Bチャットサイトで「富川駅で“出会い”たい人」というコーナーを作って買春を斡旋し、キムさんがいるホテルの前を監視していた。3人は買春代の半分を斡旋費の名目で受け取っただけではく、生活費やインターネット・カフェの費用までキムさんに支払わせた。

 キム容疑者らはこうした手口で、キムさんから600万ウォン余りを奪い取った。さらに7月中旬、耐えられなくなったキムさんが逃亡すると、3人はキムさんを連れ戻し、「見せしめ」として3人が交互に性的暴行を加えた。

 キムさんは警察で、「お前らは人間じゃない。まるで獣だ」と泣いて訴えた。警察は、「とても10代の青少年による犯罪とは思えないほど手口が悪質きわまりない」とし、「キム容疑者らが他の家出少女にも同様の手口で売春を強要した可能性が高く、さらに捜査している」と話した。

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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