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京田辺市の石井明三市長(右)に葬儀場建設反対の署名を手渡す「京田辺まちづくり協議会」会員たち(京田辺市役所) |
冠婚葬祭業「セレマ」(京都市中京区)による京田辺市田辺中央での葬儀会館建設計画で、地元住民でつくる反対運動団体「京田辺まちづくり協議会」は13日、建設に反対する市民ら5132人の署名を石井明三市長に提出した。
署名は、同協議会が2007年8月から08年1月まで集めた。計画について、来場者の車で渋滞が悪化する▽周辺に迷惑駐車される▽計画地は通学路に面し、子どもの育成環境に影響する−として中止を求めている。
この日は、会員10人が市役所を訪れた。石井市長は「法的に建設はだめと言えないことは、ご理解願いたい。業者に住民と十分話し合うよう指導している。気持ちは受け止めた」と述べた。会員たちは「なんとか私たちの目線に立って最善の方法を考えてほしい」などと要望した。
同協議会はすでに「地域住民に十分説明し合意に至るよう、市が業者を指導し、府に要望するよう願う」とする請願を市議会に提出している。
同問題では、24日午後7時から、セレマによる2回目の住民説明会が同市田辺中央の市商工会館で開かれる。(北島寛之)
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