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児童ポルノ規制強化を 日本ユニセフがキャンペーン

2008年03月11日22時15分

 日本ユニセフ協会などが11日、「なくそう!子どもポルノキャンペーン」を始めた。「子どもポルノ大国」といわれる日本で、はんらんする子どもポルノへの規制を強めようとのねらい。

 同協会やNPO、民間企業のマイクロソフト、ヤフーなど23団体、25人が呼びかけ人・賛同団体に名を連ね、要望書への署名を呼びかけている。

 要望書は児童買春・児童ポルノ禁止法を改正し、(1)子どもポルノの単純所持を禁止し、処罰の対象とする(2)アニメ、漫画、ゲームソフトなども規制の対象とする(3)18歳以上が子どものふりをしたものも規制する――などを求めている。

 日本ユニセフ協会の早水研専務理事はこの日、与野党の国会議員らと会見し、「子どもポルノは子ども虐待画像そのもの。製造過程で子どもを虐待し、インターネットにのれば、生涯にわたって人間の尊厳を侵害し続ける」と話した。同協会大使を務めるアグネス・チャンさんも「日本の子どもポルノについての規制は不十分。子どもたちのために協力して」と訴えた。

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