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店舗面積1・8倍に 三越銀座店が増床計画
三越は10日、三越銀座店(東京都中央区)の増床計画の概要を発表、既存の本館と一体化する高さ56メートルの新館を建設し、店舗面積は約1.8倍に増え、銀座・有楽町地区最大規模の商業施設になる。今年7月に着工し、平成22年秋完成予定。
新館は地上13階地下6階建て。回遊性を高めるため駐車場やビルがある本館とは連絡通路でつながずに一体化する。売り場面積は約2万3000平方メートルから約4万平方メートルに増えるため、ビジネスマンやファミリー向けの品ぞろえを強化する方針だ。
現在、区道が通っている場所には人や車が通り抜けられるアーケードを設けるほか、駐車場や託児所などの公共施設を新設する。これにより百貨店の増床では初めて都市再生特別地区の指定を受け容積率が緩和された。
世界有数の商業地である銀座はブランドビルなどの建設が相次ぎ松坂屋の再開発を予定する。三越は4月に伊勢丹と統合するが、「銀座店の屋号は三越。地域一番店を目指す」としている。