Moimoi Sanomat(日刊Moimoi新聞)
新しい電柱の2本に1本は毒性の油が塗られています(社会)
2008.2.29
フィンランドの電気会社は、毎年1万本の電柱を新設していますが、新しい電柱の2本に1本は人体に有害なクレオソート油で塗られています。クレオソート油に含まれるPAH(多環式芳香族炭化水素)は、皮膚がんや肺がんを引き起こす可能性のある発がん性物質で、すでに電気工事士からは発疹や吐き気の健康被害が報告されています。この電柱の割合は、ここ数年で25倍と増加していますが、今までの主流だったクロム銅ヒ素系木材保存剤使用の電柱が、2006年からEUによって設置中止となったことが最大の原因です。ただし、EUでは現在、クレオソート油使用禁止を検討中です。
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