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2008年03月07日

ボクスターSの次は、ボンドカーに試乗。

 昨日の続きです・・・。
 早朝3時からボクスターSの撮影をし、終わったのがお昼前。編集部に戻ったら軽く昼寝しよう・・・なんて考えながら帰路に着いたワケですが、会社に帰ってきたら、『アストンマーティン』が止まっているのを見つけてしまいました。しかも、『DBS』。こんなのを目にしたら、眠気なんて一気に吹っ飛んでしまいますって!! 昼寝なんて後まわしにして、DBSの試乗に繰り出すことにしました。

 結論から先に言っちゃうと、『DBS』、めちゃめちゃイイです。
 乗るまでは『DB9にそれっぽいコスメテックを施しただけの、見てくれ重視のクルマ』なんて思っていたのですが、実際の印象はまったく別モノでした。まず走りがイイ。思い切りシャープです。30kgに及ぶ軽量化と、70ps近いパワーアップは伊達じゃない。加速のインパクトのみならず、コーナリング時の回答性、旋回時の安定性など、あらゆる走りの性能が高まった!という感じをうけました。もちろん、性能アップと引き換えに色気が減った・・・なんてことはなく、アストンらし雰囲気たっぷりの演出(特にエキゾーストノート)も感覚的に3割増し。スタイリング、性能、色気、どれもが増した、究極の1台と言えるでしょう。

 ネックとなるのはトランスミッションが『6速MT』しか選べないということでしょうか? しかし、アストン広報部のスタッフの話によれば、2008年分はすでに完売状態だとか・・・。DBSの魅力を前にしたら、そんなことはネックにすらならないのかもしれませんね。

 参考までにDBSの最高出力は517ps、最大トルク58.1kgm、最高速は307km/h。今回のロードテストは交通量の多い真っ昼間の第●京浜で行なったため、210km/hを出すのが精一杯! しかも、直線ではなく、カーブのきついコーナリング区間で、です。コーナリングしながら路面の継ぎ目を越える時など、タイヤと路面の接地性が悪いクルマだと「ヒヤッ」とすることがありますが、DBSはダンピングが極めて少ないため、安心して走り抜けることができたことも書き加えておきたいと思います。これは『ADS』(アダプティブ・ダンピング・システムの略。電子制御式の可変ダンパー)の採用によるものだと言えます。

 調子に乗って走っていたら、液晶モニターにこんな表示が出ていました。『ヘイキンネンピ 3.9KM/L』。V12ですから、こんなもんでしょうけど。

 もっと調子に乗ってしまい、セルフのガソリンスタンドで、給油ノズルをワルサーPPKに見立てて、ジェームズ・ボンドのマネをしてしまいました。スタンドの店員からは冷ややかな視線を浴びてしまいましたが、それくらい楽しい気分にさせてくれるクルマだ、ってことです。

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投稿者 メミタ : 2008年03月07日 19:37

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