ニュース: 生活 RSS feed
原発停止で広報誌「グラフTEPCO」休刊 東京電力
東京電力は6日までに、新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発(新潟県)の7基すべての運転停止が長期化するなど経営状況が厳しいため、半世紀以上にわたり無料で配布してきた広報誌を休刊にすることを決めた。
この広報誌は「グラフTEPCO」。B5変形サイズ、16ページで全ページカラーの小冊子。事業内容の紹介や旅情報、IHクッキングヒーターを使う料理のレシピなどを掲載。昭和28年の創刊で、首都圏のコンビニなどに置くほか、希望者に送付するなど毎月約80万部を配布していた。
東電広報部によると、柏崎刈羽原発の運転停止に加え、原油価格の高騰などで平成20年3月期の連結経常損益が28年ぶりに赤字に陥る見通しで、経費削減の一環として現在配布中の3月号を最後に休刊にすることにした。
広報部は「好評を得ていたが、やむなく決断した」としている。将来再び発行するかは未定という。