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海自イージス艦・漁船衝突:海自の捜索ヘリ、幹部移送に使う

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」の衝突事故で、防衛省が事故当日、航海長の海上幕僚監部(東京都新宿区)への移送など状況を把握するため、行方不明者の捜索に動員されたヘリコプターを一時的に利用したことが分かった。石破茂防衛相は「捜索態勢に抜かりはない」とするが、野党は「人命救助を後回しにした」(鳩山由紀夫・民主党幹事長)などと批判している。

 防衛省によると、事故が起きた2月19日朝の段階で、海自は計4機を捜索に動員。しかし、午前7時半ごろに護衛艦隊幕僚長をあたごへ、午前9時10分ごろにあたごの航海長を海幕へ移送するため、それぞれ1機が現場海域を離れた。

 この間、捜索活動に参加する自衛隊ヘリは3機となったが、防衛省は「今回は事故の起きた場所が明確だったため、捜索範囲は2機で十分カバーできた」と説明。石破氏も2日、フジテレビの報道番組で「ヘリがやたらに飛び始めるとかえって危険。海上保安庁からもヘリが来ていた」と述べた。【本多健】

毎日新聞 2008年3月3日 東京夕刊

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