最近の経過そして「謝罪声明」
ドハハ、あの桑田さんの顔写真が丸二日間トップページにあったんですね。この俺の面こそが割れました。どこまで愚かしいんでしょうか、私は。自宅で偶然これを見た子供が、「あっ、パパが出てる」だって。因果応報ってあるんですね。
さて、またマダム先生のところへ行ってきました。2週間ごとに来るよう言われてるんです。おかげさまで鬱は相当良くなったんですが、まだ本調子ではありません。加えて、抗鬱薬が効きすぎて躁転してしまっています。
躁転の危険性は十分承知していたはずなんですが、まだ鬱気分が残ってますので、回復過程のことと受け流していました。ところがこの1週間ほど、イラつき気味になってましたので、躁状態が入ってきたなと薄々は思っていたのです。
マダム先生に言うと、軽いけど躁転していると。そして抗鬱薬を減らし(パキシル一日30mg)、新たに抗躁薬としても使われるデパケンという薬を最小量(一日100mg)処方されました。そして、いつものことながら酒の飲みすぎの戒め。
あの先生好い人なんですけど、診察中、薬の本やパンフレットと首っ引きなんですよね。お酒の話が多いですから、おそらくアル中が専門なんじゃないかと想像しています。
先生に言わせると、鬱と躁はもちろん症状としてあるのだが、もともとの性格もそれを手伝ってるとのことです。そう、これはずっと昔からいろんな人に言われ続けてきました。つまり、お調子者なんだけど内省的、内省的なんだけどお調子者というわけです。
躁状態の私は、友人や同僚たちからみると面白く映るようです。何かに熱中したり、すぐカッとしたり。そして淀みなく言葉が出てきますから、まるで独演会のよう。止めてくれればいいものを、かえって炊きつけますからね。この間も同僚5人で飲みに出かけ、その一人を30分で潰してしまいました。
躁状態というのは危険なのです。テンションが高いことを連想して、快活で良いなんて思ったら大間違い。症状のひどい人は浪費して破産したり、喧嘩して事件を起こしたり、また事故を起こしてしまったり。
そして私の場合は、おそらく躁転の程度が軽いせいか、鬱気分が混在しています。行動的で快活に見えるんでしょうが、心の中は鬱々としているわけです。躁と鬱が同時に生じていることを躁鬱混合状態と呼びますが、これは意外に多いのです。この相反した、アンビバレントな感情は、経験しないとわからないでしょう。
この躁鬱混合状態のときに、実は自殺が多い。理解して気をつけていても、理性では何ともなりません。これが病気たる所以です。だから一時的にでも抗不安薬で押さえ込まなくてはなりません。幸い私はそこまで追い込まれていませんが、その恐怖はあります。
躁状態のときにしでかした事々。恥じ入るというより居たたまれない気分です。そしてまた鬱に転落していく構図になり勝ちです。
ごく軽い気持ちで書いたタミフル関連の記事。それを巡って極めて躁的な対応をしてしまいました。NATROM さんには、ここに改めてお詫びします。誤りのご指摘に感謝すると同時に、無礼をお許しください。
礼を欠き不適切な「NATROM 君なる人物」と、誤りの多い「インフルエンザ脳症は薬害」の記事は削除します。また「タミフルは政治的な薬」の誤り部分は訂正します。
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NATROMさん
ちょっとネットで調べればわかるようなことですら、とっちらかってアホ丸出しの私に、わざわざ文献まで引いて教えていただき、ありがとうございました。
いったい何考えてたんだろう・・私は・・
いや本当にバカな真似をしてしまいました。
ずいぶんと気分を害されたでしょうに、誠実に気長に付き合っていただき、頭の下がる思いです。
時々お知恵拝借にブログを拝見させていただきます。
今後ともご活躍を期待しています。
投稿 星丸 | 2007年4月 5日 (木曜日) 00時49分
昨日はココログがメンテ中で書き込めませんでした。訂正・謝罪について、星丸さんの誠意ある対応に感謝致します。
近藤誠については、同僚の先生にでも「がんもどき理論」について意見を伺ってみてください。無駄な健診を批判したことは評価に値しますが、それ以上にマイナス点が大きいと考えます。
投稿 NATROM | 2007年4月 4日 (水曜日) 23時59分