【フェニックス６日＝Jim Street / MLB.com】この春、シアトル・マリナーズは奇妙な打順でオープン戦に臨む日があるかもしれない。マイク・ハーグローブ監督が打順を「ごちゃ混ぜ」にすることに夢中になっているためだ。

　ハーグローブ監督は「どの組み合わせがしっくりくるかを見るため」と説明する。ジェフ・ペントランド打撃コーチも「選手は決まった打順にいることを好む」としながらも、「打順が変わった途端にブレークした例もある」と効果を期待している。

　それでも、１番はイチロー外野手でほぼ間違いない。ペントランド打撃コーチは「確定要素は何もない。イチローは限りなく（１番確定に）近いが。本来、彼は何番でもこなせるが、１番を打たせたらメジャーで右に出る者はいない」と断言する。

　イチローの次を打つ２番に誰を置くかも重要だ。本来は指名打者ホセ・ビドロの特等席だが、スイッチヒッターのビドロはさまざまな打順で使えると、マクラーレン監督はビドロの２番固定を断言せず。この日はユニエスキー・ベタンコート遊撃手が２番で３安打と結果を出しており、エイドリアン・ベルトレ三塁手、ホセ・ロペス二塁手、新加入のブラッド・ウィルカーソン外野手にも実績がある。

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