「ありがとう!」心からの感謝を込めて

チームさくらサポーターよりみなさんへ

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(C)OhmyNews編集部

 3月16日より、オーマイニュース市民記者のみなさんでつづっていただいた「桜紀行2007」。各地の桜をみなさん楽しんでいただけましたでしょうか? さて、そんな「桜紀行」も季節の移り変わりと同じように、5月末をもって終わりとなります。

 編集部のこの企画に賛同してくださった「チームさくら」のみなさん、これまでご覧くださったオーマイニュース読者のみなさん、ありがとうございました。

 ここで、一区切りということで、チームさくらのみなさんを陰から支えていたオーマイニュース編集部、桜企画担当の3人(チームさくらサポーター)が、編集後記としてこれまでを振り返ります。お目汚しとなるかもしれませんが、編集者たちの思い出話をお読みください。

◇ ◇ ◇

豊原:どうもこんにちは、オーマイニュース桜企画担当・なんちゃってディレクターの豊原富栄でございます。

小長谷:え~、そんなんで良いの? じゃあ、「縁の下の力持ち」小長谷祐介です。

奥野:デザイン、更新なんかを担当していました奥野洋子です。

豊原:ま、今回ほとんど奥野さんがやってくれたもんね。でも、この企画、最初何でやることになったんやったっけ??

小長谷:それはねぇ。北海道にお住まいの山口真佐美さん、雪まつりの記事をたくさん送ってくださった方ね。その人が、桜の企画なんてどうですか~みたいなことをメールのやり取りの中で提案してくれたのよ。

豊原:そうやったんですか。ほんで、コハ兄(小長谷)と私とで、最初は普通の「イルミネーション特集」みたいな仕掛けを考えてたのね。

小長谷:うん。それで、その後「あれもしたい」「これもしたい」みたいなことを言ってるうちに、「今のシステムじゃこれはむりだ」ってことになって……。

豊原:そうそう。

小長谷:で、「奥野さん……、できんじゃない?」みたいなね。

豊原:そうそう。そんで奥ちゃんに企画持っていったんだよね。

奥野:もうほとんどやりたいこととか決まってたよね。

小長谷:そうね~。でも、ちょっと忙しい時期だったし、豊原さんド素人だから……。

豊原:うん。イメージトークで見え方とか説明してたしな。

奥野:そうなんですよ。3カ月かかるような仕掛けと3分でできるような仕掛けを同じレベルで話してて、最初は「バカにしてんのかな」って思ったけど、本当にこの人まったく分かってないんだなって思いました。でも、イメージできてたからやりやすい点もあったけどね。

小長谷・豊原:でも、ほんっとド素人ですみませんでした。

小長谷:でもまあ、楽しかったよね。

豊原:最初はどのくらい来るのか分からなかったし、まったく来なかったらどうしよう~なんて思ってたけど、ビックリするくらい投稿いっぱいあって、ほんまにうれしかった。それに、桜がソメイヨシノだけじゃないことを学んだね。

奥野:本当にたくさん来て、ちょっと本当に更新が大変でした。最後はちょっと手伝ってもらったりしてね。

小長谷:サイトリニューアルと桜が満開になる季節が重なってしまったのがだいぶ痛かったよね。

豊原:あれはなぁ。結構「桜どうしたの?」みたいなことを市民記者のみなさんやとか、チームさくらのみなさんやとか、外部の方にも言われたりしてね。

奥野:でも、それだけ注目していただいてたっていうことはとってもありがたいよ。

小長谷:今後の企画にも生きてくるよね。どうしたら参加しやすいのか~とか、どうしたらもっと見やすいのかとか。実験的だったけど、それが成功した感じだったのは、本当にみなさんのおかげです。

奥野:更新の手間を省いて、もっと更新の頻度を上げられるようにできたらね。以前のシステムではできなかったけど、これからはシステムも変わって、かなり自由度が上がったからね。あとは手間を省くことを考えないといけないかなと。

小長谷:編集していて、こんなに癒やされる記事はなかったよね。本当にありがたかった。

豊原:ほんまそれですわ。ささくれ立った気持ちがかなり癒やされる。

奥野:なんだかんだ言っても、みんな「桜」好きだよね。だからこれだけ盛り上がったのかなって思う。

小長谷:本当にチームさくらのみなさんあってのこの企画だったからね。ありがとうございます。本当に楽しかったです。

奥野:うん。すごく楽しかった。ホントありがたい話だよ。

豊原:本当にありがたいことでした。これからも、こうやって肩の力を抜いた、みんなで盛り上げられる企画をやっていきたいですね。

小長谷:そうね。そういうのが大事だよね。で、これからの企画は?

豊原:う~ん。いろいろ考えてる。具体的に決まったら、みなさんにまたご提案していこうと思ってます。なので、チームさくらの活動はこれで終わりになってしまうかも知れないけれど、これからもご指導いただければうれしいです。


◇ ◇ ◇

 【注意】 ここからは、都内某所で開かれた「チームさくら」反省会での会話をまとめたものです。

こんな“オシャレ”なとこではありませんでしたが……(撮影:小長谷 祐介)

――カンパーイ! お疲れ様でした!! の声で、この反省会は始まった。

豊原:じゃ、反省会はじめましょうか?

小長谷:本当にたくさんの市民記者の方が「チームさくら」に参加してくださって、ありがたかったね。最初は、「記事が来なかったら、ちょろっと飛んでいって記事書かなきゃねぇ」なんていってたけどね。

奥野:本当ですよ。満開の時期で、投稿数が多いときなんてほとんどちゃんと見る余裕がないくらいFlashの書き換えとか大変でしたしね。いまからでもちゃんともう1回みたいです。

豊原:ねぇ。ありがたい話だよ。反省する点、次に生かしたい点とか、ちゃんとここから学んでいきたいね。

小長谷:まず、最初は桜=ソメイヨシノと思い込んで、企画を進めてたことは反省しないとね。気象庁の開花予測とかって、「桜=ソメイヨシノ」で出されてる。全部同じDNAだからって理由だけど、実際は沖縄と北海道にはソメイヨシノがない。それを知るいい機会になったよね。桜の種類が本当はたくさんあること、「ソメイヨシノばっかりじゃないよ」って知ったよな。

豊原:ヨウコウザクラとかな。ばっちり覚えたわ。ホント、市民記者の皆さんってすごいですよね。それにチームさくら、すごかったです。

奥野:咲く順序もぜんぜん日本列島の下からとかっていうわけじゃないですからね。それもちょっとびっくりですよね。

小長谷:だって静岡が最初に開花するなんて予想されてたもんね。でも、やっぱり静岡暖かいもん。そりゃそうだよね。

豊原:海流とかの影響もあるのかな……あと、海抜とか。まあ、日本って案外広いってことですわな。ほな、チームさくらのみなさんにひと言ずつ、感想みたいなのをして、反省しましょか。

小長谷:じゃあ、九州からかな。

奥野:そうですね。

◇ ◇ ◇

(C)OhmyNews編集部

九州 2名
総括 寒のもどりの影響もあり、開花が遅れましたが、特筆すべきは私たち編集部の意識が180度変わった点かもしれません。九州は暖かいというイメージがありましたが、本当はやっぱり地域によって違うものなのですね。

熊谷 登士夫さん 1本だけの投稿でしたが、本当に印象に残る写真でした。キレイに咲いた桜を見事に撮影されておりました。

立花 健治さん 「ミノムシと桜」という珍しい構図を送ってくださいました。なかなか味のある写真をありがとうございました。


四国 3名
総括 日本にはこんなにたくさんの桜があるんだ、と最初に気付かせてくれました。たくさんの写真をありがとうございました。

笠井 隆宏さん まさに「King of Sakura」。「チームさくら」の隊長格です。自分の好きなテーマと企画を組み合わせるセンスも素晴らしいと思いました。みるみる写真が素晴らしくなり、市民記者の活動力を最大限に生かした取材と、書かれた記事は「読ませる」力を持っていたと思います。ダントツの投稿数を誇っていました。

若林 順平さん 映画のレビューをよくお送りいただいていますが、そういったセンスからか、構図が美しく、そして写真も美しいものでした。ありがとうございます。

中国 2名
総括 歴史を感じさせる桜が、偶然にも中国地方のお2人から寄せられました。桜に浮かれている担当者たちも、すこし感慨深い……そんな心境にさせてくれる写真をいただきました。

浜井 道子さん 原爆ドームと桜という、とてもメッセージ性の高い写真を送ってくださいました。桜はただ楽しむだけでない……、一休宗純の正月に詠んだ句のような、そんな考えさせられる1枚でした。

谷村 剛臣さん 創刊前からの市民記者さんです。この企画にも参加していただけてうれしいです。写真はすべて歴史ある桜。勉強になりました。

近畿 2名
総括 地域の特性を存分に引き出した写真が担当者たちの記憶には強く残っています。大阪も京都も絶対に行きたい! と思う作品でした。

河野 達也さん 大阪出身の豊原が詳しい地理を説明するも、小長谷・奥野はさっぱり。そんな「大阪らしい」写真を送ってくださいました。ありがとうございます。

中田 悠衣さん 「京都」と「桜」は最強ワード! そんな2つが組み合わさって、担当の3人は「京都に行くしかない!」とまで思いました。やっぱり日本に生きてると、「京都」と「桜」は響きますね。

中部 3名
総括 中部はなかなか記事がこなくて、待っていると「どうしたのかな?」なんて思っていましたが、案外この地域は寒いのです。桜前線は本当は列島を九州から順番に咲くものではないのだと教えてくれました。

美谷 克己さん 幹の中に咲く桜がステキでした。咲き誇る桜に目をとられることなく、この写真を撮られた繊細さに脱帽でした。

池島 修身さん お城と桜というのもやっぱり外せない構図ですね。日本3大庭園の「兼六園」もやはり素晴しい。ありがとうございました。

和久井 悟さん 長野はやっぱり少し寒いのでしょう。桜もなかなか咲きません。ですが、枝垂桜は見事でした。長野の、ハイカラさとノスタルジーが同居する良さに、担当一同感動です。

関東 26名
総括 参加率はダントツ。そんな関東でした。そして、写真のレベルもみなさん(もちろんほかの地域もですが)高く、びっくりしました。夜桜の写真など、難度の高い写真をたくさん投稿していただいております。

三田 典玄さん 「西の笠井さん、東の三田さん」と言えるくらい、たくさん投稿していただきました。どれも本当に洗練された写真で、仕事の手を休めて見入ってしまうくらいでした。

林 美幸さん いつも、等身大の記事をお送りくださる林さん。今回も桜だけでなく、ほかの草花もお送りいただきました。「春は花がいっぱい咲いている」ことを気付かせてくださいました。

松山 紀子さん 横浜と桜をテーマに送っていただいた写真が印象深かったです。外国人墓地と桜なんて、なんだかハイカラ。ステキでした。

松山 麻三子さん 企画の理解者です。この人の言葉に何度癒されたことか……。散った花びらがじゅうたんのようになっている写真に思わずため息でした。これは通で大人な楽しみ方ですね。勉強になりました。

小宮山 圭祐さん 四国に旅行した写真も投稿くださいました。地元だけでなく、いろんなところで「キレイ」と感じた桜を撮り、それをオーマイで紹介してくださるなんて、本当にありがとうございます。

石川 達夫さん 一瞬「素材集かなにか!?」と思わせるほど素晴しい写真。その場は圧巻だったでしょう。桜の壮絶な美しさを余すところなく収めてくださった腕に脱帽です。

小林 雅弘さん 「二眼レフ」を私たちに教えてくれた小林さん。はらはらと散る花びらの一瞬も、水面に移る見事な枝ぶりも、息を呑むほど美しいと思いました。

青木 悠さん お花見の最中に撮影してくださったのでしょう。楽しそうな雰囲気が私たちにも伝わりました。「花見いきたいー!」と担当者たちに叫ばせた記事でした。

荒井 一夫さん 枝垂桜を見上げるような構図の写真も、ふわりとした色調もステキでした。「春」を感じさせる写真をありがとうございます。 

秋山 和彦さん 女性デュオのライブ風景と桜、本当に桜の季節は人々を和ませますね。ほのぼのとして、そして美しい写真、ありがとうございました。

植田 久美子さん 鎌倉と大仏と桜。インパクトありました。おもしろそうなお土産屋さんの写真もつけて頂きましたね。鎌倉の桜もそうですが、植田さんの視点もイイ!

小牧 みどりさん からりと晴れた空に映える桜や、桜越しに見える風景など、いろんな角度から桜を楽しませてくださいました。やっぱり桜は晴天ですね。

花嶋 真次さん 「小江戸」と桜なんて、思わず「粋だねぇ」と、うなりました。青空が濃くて、これも桜を引き立てます。みずみずしい桜をありがとう!

郡司 薫さん 近くのお寺でしょうか……。さくら縁日なんて、なんだかワクワクしました。花より団子といいますが、できたら「花も団子も」といきたいなぁと思わせる写真、ありがとうございます。

安住るりさん 常連の安住さん、朧月と夜桜はなんとも幻想的でした。この1枚だけなのですが、印象に残るステキな写真でした。

小林 泰大さん 高校生ならではの写真を送っていただきました。学校と桜、やっぱりこれこそ春の風物詩ですよね。しかし、写真の完成度は高校生とは思えないほど高いものでした!

齋藤 正之さん ほのぼのとした写真と、史跡の知識、桜の美しさが見事に調和した渾身の1本だったと思います。構図もすばらしいです。ありがとうございました。

高山 理恵さん 桜だけでなく、芝桜というピンクのじゅうたんを敷き詰めたような可憐な花と一緒にお送り頂きました。春ってホントにいいなぁ、華やぐなぁという写真でした!

東北 1名
総括 チームさくらのメンバーは少ないのですが、日本の季節は地域によってもこれだけ差があるのか! と考えさせられました。ありがとうございました。

秋田 智哉さん 東北まで桜前線が到達するのはこんなにも時間がかかるものなのかと、あらためて思い知らされる1本でした。ありがとうございました。

北海道 4名
総括 ゴールデンウィークを過ぎてからの投稿、それまで「忘れられてはしないかな?」と心配しておりましたが、大丈夫でしたね。本当にありがとうございました。エゾヤマザクラの美しさもさることながら、日本には桜の種類がたくさんあって、「桜」はずいぶん長い間楽しめるということを知らされました。

矢橋 潤一郎さん 北海道からの桜便り、1本目を飾った矢橋さん。どこかのお店でのイベントに本州から桜を持ってきただなんて……。でも、この構図がなかなかカッコいいんです。

山口 真佐美さん 桜紀行の前に、雪まつりを1人で特集してくださった山口さん。今回の企画の発案者でもあります。本当にありがとう! 師匠。

渡辺 良一さん ご自宅の桜を撮影してくださいました。そして、この桜の木のエピソードもご紹介くださいました。人に歴史あり、木にもやっぱり歴史がありますね。

岡井 健さん 実質、トリを飾ったのが岡井さんです。エゾヤマザクラの美しさとともに、「日本ってひろいな、桜ってたくさん種類があるな」と自然に感謝したくなるような写真でした。

海外 1名
総括 まさか海外からも桜の写真を投稿頂けるなんて、本当にびっくりしました。これがホントのサプライズ! 心からありがとうございます。

宮里 勝吉さん 海外からの参加、本当にありがとうございます。国が変わろうとも、普遍的な美しさ、そしてそこで人がとりたくなる行動というのは変わらないのかもしれませんね。

◇ ◇ ◇

 ――おかわりお願いしまーす! や、伊豆の金目鯛の話、ゆず胡椒の話など、脱線を何度もくり返しながら、“反省会”はいよいよお開きとなり、チームさくらサポーターも一旦休眠となりました。

 しかし、姉妹企画は着々と準備中です。どうぞこちらもひとつ、ごひいきに!

 チームさくらのみなさん、応援してくださった読者のみなさん、そしてサポーターをサポートしてくださった関係者のみなさん、本当にありがとうございました。心からの感謝を込めて、「桜紀行2007」を終了させていただきます。


オーマイニュース編集部 桜企画担当
小長谷・奥野・豊原



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