5日午前10時15分ごろ、伊予郡砥部町麻生の国道33号交差点で県警交通機動隊の白バイ=松山市和泉南五丁目、山本真司巡査(22)運転=と上浮穴郡久万高原町下畑野川、無職男性(56)の軽乗用車が衝突、山本巡査が胸や腰の骨を折る重傷を負った。
松山南署の調べでは、国道を久万高原町方面に走行していた佐伯さんがUターンしようと交差点で停止中、対向車線を直進してきた山本巡査と衝突した。白バイは赤色灯を点灯しながら、片側二車線の追い越し車線を走っていたという。
男性は「転回しようとした際、白バイが見えたので停車した。サイレンは聞こえなかったが、かなりの速度で走っていた」と話している。白バイはブレーキにロックがかかったような状態で左右に大きく揺れながら衝突したらしい。
同署によると、山本巡査は衝突直前に白バイから飛び降りる回避行動を取ったとみられ、衝突後、白バイだけが約20メートル滑走していた。