アークエンジェルズ

「アーク・エンジェルズ」の活動の記録です。
いつも一緒
ごんちゃんはどうしてるの?と言うお問い合わせを沢山頂いています。

はい!!お元気です♪
マイペースで毎日をのんびりと暮しています。
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数ヶ月前に里親様候補の方が、お見えになり「ごんちゃんを希望します。」と嬉しいお言葉を頂きましたが、その後、音信不通になっています。(涙)

継続して里親様のお願いを続けております。

ごんちゃん。
一言で言えば、とっても大人しい子。
手のかからない子です。
どんな、ワンとも仲良く出来ます。
トラブルは一度もありません。
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ワンワンと吠える声を一度も聞いた事がありません。
しかし・・・・
ハウニャラ・・ヒホヒホ・・・?
みたいな、変な声で話します。
誰かが言ってたような・・・
「ごんちゃん、その気持ち悪い声やめてくれぇぇぇ〜〜〜」と。(笑)

昨年の11月4日、夜10時。
ごんちゃんは、置き去りにされました。
小さな紙切れを首輪にまかれ・・・。
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どんな事情があろうとも、捨てて行ったのです。
飼い主は、6年間を連れ添ったごんちゃんに対して、最低の行動をとったのです。

ごんちゃんの気持ちはどうだったでしょう。。。

置き去りにされた時のごんちゃんは、一生懸命、同じ方角を見ていました。
飼い主が立ち去った方角でしょう。

「どうして、いっちゃうの?」
「僕はなぜ、一緒に行かないの」
「いつ、迎えにきてくれるの?」

あれから・・・・4ヵ月が過ぎました。

ごんちゃんが、事務所で初めて寝起きを共にしたのが、「ラブラ」でした。
ラブラに、話していたのでしょう。
寂しさをラブラと共に、のり切ったのでしょう。

大阪から滋賀シェルターにやって来ても、ずっと一緒です。
お部屋も同じです。
ふたつのベットがあるのに、よく一緒に寝ています。
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食事も一緒に。
お外に駆け出すのも、一緒に。
悪戯も一緒に。
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雪山から遠くを見つめるゴン。
何を思ってる?
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ワンコ同士も励ましあっています。
いつか、必ずあなたたちに、幸せの手が差し伸べられる時、別々の道を進んで行くのでしょう。

その時が来るまで、毎日を仲良く元気で、過ごして欲しいと思います。

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エンジェルズ・シェルター開設記念植樹の募集
元気です♪
老犬ジィと出会って、1年と8ヶ月目。
えっ?まだそんなにしか経っていない?って思わすほど、ジィの存在は大きい。
すでに10年は一緒に居るかのように感じる。

丁度、1年前にジィは大手術を受けた。
18歳である。
高齢への麻酔を心配した。

摘出した腫瘍は悪性で、余命数ヵ月との先生の言葉を聞いた時、目の前が真っ白になって涙が溢れ、声が出なかった。
1年が過ぎた今、ジィ毎日を元気に暮らしている。

ジィは毎日が楽しくて仕方ない。
スタスタと歩く音が聞こえる。
ジィが歩く音はすぐに判る。

う〜ちゃんやラブラ・スフェーン・ごんちゃんと対等に外で遊んでいる。
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周りもジィには絶対に逆らわない。
まぁ〜バトル寸前になる事もあるが、ジィの逃げ足の速さには、若者も驚く。

一番の驚きは食べ物へ対しての執着心。
食事は、う〜ちゃんと同じ量を完食!!
「おかわりぃ〜〜〜」の視線が痛い。

夕方のおやつの時間も争奪戦が繰り広げられます。
とにかく、飛びまくります。
50センチは飛んでいます。
それも、連続ジャンプ。
こちらが、気を抜いていると、袋ごとかっさらわれます。
恐るべしジィ。。。

ジィ、人間で言えばすでに90歳くらいだろうか?
毎日、みんなと雪山で遊び、雪をガシャガシャ言いながら食べています。
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「今日は、冷えるから・・・」とスタッフにモコモコジャンバーを着せてもらいました。
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目指せ20歳!!
ジィの犬生は始ったばかり!!


おまけ:至福の時(ますみちゃん)
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エンジェルズ・シェルター開設記念植樹の募集
ハンディキャップ
第2陣で、大阪から来た子たちの個体隔離期間も終了し、全頭フリーになりました。

今日はお天気も良く、初めて他の子達と遊びました。

それぞれの相性や性格のチェックです。
仲良く一緒に走りだす子。
いきなりバトル開始の子。

慎重に放して行きます。

ハンディキャップのある子達は、サークル内で様子を見ます。
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みんな、興味津々。
全てが珍しくて、あっちへウロウロこっちをウロウロと冒険中。
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そんな子たちをまたまた、必死で見ている3頭。
釘づけ状態のラブラ・う〜・じぃ。
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代表がおやつを配って各犬舎をまわっているのを、ブヒ軍団は追いかけまわしていました♪
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繁殖場レスキューの里親様募集が始まって沢山のアンケートを頂いております。
現在、アンケートを入れて頂いてる、ワンちゃん優先で不妊手術を実施していっております。

保護犬達に目をむけて頂き、本当に感謝しております。

犬を飼いたいと思う方で、よく耳にする言葉は「子犬の時から飼わないと、懐かない」とおっしゃる方がおられます。
それは、全くの誤解ですね。
信頼関係が出来れば、何歳になってもまるで、子犬の時から居るように懐きます。

今回のレスキュー犬のアンケートの中で、「可愛くて、一番若い女の子希望」と言う文字を見ました。
里親様に手をあげて頂くのは、大変嬉しい事なのですが、なんか???と感じてしまいました。

また、「どの子でも、行き場のない子を希望」や「どの子をと決めれません。こちらの環境などを見て頂き、AAさんで決めて下さい。」とか・・・。
ありがたいお言葉を頂戴致します。

確かに、可愛くて元気な子は里親様が、見つかりやすいです。

今回の募集で、全く問い合わせが無いのが、ボストンテリアの子達です。
ボストンテリア・フレンチブルドックと目にハンディを持ってる子達が多いです。
全盲の子・方眼失明の子。

私は、ここ暫くハンディのある子達の観察をしています。
行動・性格。
健常犬との行動の差。

ボストンテリアのカロルは全盲です。
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レスキュー当初、いきなりケージから出す時に、ガブッと来ました。
知らない匂いが近づいてくるのが怖かったのでしょう。
名前を呼び続け、抱く。
嗅覚は健常犬より優れている感じがします。
現在は、「カロル!!」と呼ぶと嬉しくてバタバタと出して〜という行動をします。

広い所に置かれると、固まって動きません。
サークルの中に入れると、体を壁にあてながら、一周し広さを確認しているようです。

一生懸命に生きています。
一生懸命に努力しています。

この子達に暖かい家庭から手をあげて頂く事を願っております。

ボストンテリア:タルーラ・♂
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ボストンテリア・タッシュ・♂
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ボストンテリア:エミリー・♀
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ボストンテリア:かんも・♀
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ボストンテリア:サリー・♀
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ボストンテリア:グラス・♀
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フレンチブルドック:ますみ・♀
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エンジェルズ・シェルター開設記念植樹の募集



繁殖場レスキューの中に、全く声の出ない子がいる。
声帯を取られているのだ。

犬舎で世話をしている横で、口をパクパク開けて、こちらに何か言っている。
これを見るのが毎日ですが、毎日胸を痛めている。

現在、滋賀シェルターに居るキャバリアの「レモン」
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フレブルの「うめ」
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何故?
生まれつきのものではない。

以前、獣医師に聞いた事がある。
声帯除去手術は10万ほどの費用がかかる。
出血量も非常に多いオペである。
人道的に声帯除去を行う、獣医は少ない。

一般の人がする理由の一つに、痴呆症の為に泣く泣く飼い主さんが行う事があるそうだ。
痴呆症の症状では、昼夜が入れ替わり、昼はぐっすり眠っているが、夜中になると鳴き出す。
近隣への迷惑。
家族も眠れない。
痴呆症で、安楽死を選択される飼い主さんもおられる。
安楽死か?
声帯除去か?
そういった理由で、実施される。

しかし、繁殖業者はそうではない!!
あまりにもうるさい!!
それだけである。
まして、除去手術に10万もの医療費をかけない。

数年前、業者の男が話した。
「1頭出産させても、一腹なんぼの世界や!!そんな金かけれん!!」
「割ばしで、喉をつくんや」と。

あまりにも残酷である。
しかし、現実に行われて来た事である。

犬が鳴くのには理由がある。
そして、犬は鳴く事によって、ストレスを発散させる。

レモン・・・
うめちゃん・・・
「貴方達は、声が出ていない事を判ってるの?」
「パクパクしてるだけで、ストレスは発散できているの?」

我が家の愛犬の黒ラブ「ハッチ」も2004年7月に保護した子。
ハッチも声が出ない。

私は、ハッチのかすれた声?を聞く度に、何故そのような事が行われたのか?と常に思う。

現在、レモンとうめちゃんの世話をしていますが、私達の作業中ジィーーーと見ているだけ。
とても利口で可愛い子たちである。

人間の勝手で、ワンの声を奪う。
人間の勝手で交配させ、出産させる。

うめちゃんは、レスキューしてすぐ、子宮蓄膿症の手術も受けました。
とても、危険な状態でした。
現在は子宮・卵巣全摘出手術を終え、元気に復活しました。

たまに、不妊手術の件で、「自然のままで、いた方がいいのでは?」と言うお問い合わせがある。
人間によって作られた犬・人間からご飯をもらわなければ生きていけない犬。
自然?
野山に暮らす動物のように、狩りをして生きれるはずが無いのです。
「家族同様の愛犬と一日でも長く、暮らす為に飼い主が出来る予防を考えて下さい」とお話します。
未然に病気を防いであげる事が出来るのは、飼い主様だけなのです。

(参考文献)
不妊、去勢手術のメリット(犬の場合)

【オス・メス】
・ 長生きする確立が高くなる
・ 雌雄一緒の飼養が可能になる

【オス】
・ 前立腺の病気、精巣や肛門周辺の腫瘍などの予防になる
・ 性的欲求によるストレスから開放される
・ 攻撃性が抑えられ、温和になる
・ 無駄吠えやマーキングが減り、落ち着く

【メス】
・ 望まない妊娠が避けられる
・ 子宮の病気や乳癌の予防に効果がある
・ 生理や発情時のわずらわしさとともに、発情のストレスもなくなる


*手術の方法としては、オスの睾丸摘出手術、メスの卵巣、子宮摘出手術が一般的です。
*手術をする時期はいつでも可能ですが、生後6〜8ヶ月頃の最初の発情期前に行うのが効果的です。それ以降であってはなるべく早く手術を実施すべきです。
*不妊、去勢手術に対して「かわいそう」という声もありますが、多くのメリットがあり、人と動物の共生の上からも必要です。

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小さな小さなお星様
訃報です。
いつものように、いつもの時間に犬舎へ行き、食事の用意にかかりました。
毛布を取りこみながら、各犬舎のワン達の、便チェックをします。

スタッフが、慌ててワンを抱きかかえながら走って来ました。
「ポーラの様子がおかしい??」
すぐに、獣医師に電話で指示を仰ぎ、代表とスタッフで地元の病院へ走りました。

1時間後、ポーラは涙顔のスタッフの胸に大切に抱かれ、戻って来ました。

「駄目だった・・・。昨日まであんなに元気に食べていたのに・・・」
スタッフの声は涙声で聞こえないくらい・・・

小さな小さなポーラはお空に昇って行きました。

プードルの「ポーラ」
手のひらに乗るくらいの大きさで、体重はわずか1.5kg。
皮膚はボロボロで、骨と皮だけ。
心臓が悪かったようです。

ポーラはシェルターで44日間を過ごしました。
プードル・チワワなど、超小型犬の前はいつもストーブがガンガン焚かれています。
みんな、お洋服を着せてもらっています。
この1ヶ月半、ボランティアさんやスタッフに、大切に大切にケアしてもらってきました。
ケージの生活から解放され、自由に走っていました。

過酷な現場から救われたポーラ。
ある方が、おっしゃいました。
「ほっとしたんではないかな?」

「ポーラ・・・。まだ、ほっとするのは早いんだよ・・・。
あなたを待ってくれてる人が、必ず迎えに来てくれる。
その時が、ほっとする時。」

私達はポーラを囲んで、沢山の涙を流しました。
「ごめんね・・・。」

病院に走る時のポーラは目を大きく見開いて、みんなの顔を見ていました。
抱いていたスタッフの話を聞くと、静かに目を閉じて逝ったと言う事でした。

穏やかな、お顔のポーラ。
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太陽がキラキラと降り注いでいる中、背中に羽を付けたポーラがフワフワと舞い上がって行く姿が、浮かびました。
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「あなたが共に頑張ってきた、仲間たちには必ず新しいおうちを探すね。約束するね。」

ポーラは暖かな家庭を知らずに逝ってしまいました。

繁殖場での生活がほとんどでした。
こんな小さな身体で、何度も出産を繰り返していました。

何のために生まれてきたの?
子供を産む道具だけに使われてきた、可哀想なポーラ。

数年前、ティーカッププードルと名づけられて、100万近い値段が付いてブームになった。
繁殖業者は必死で小さな子を作った。
そんな影響にポーラも利用されていたと言っても、過言ではない!!

購入者がいるから、業者は作る。
ペットショップに並ぶ子犬の母犬を見たら、購入者の考えは変わるだろう・・・。

現在、「犬を飼おう!!」と考えていらっしゃるお友達やご近所さんが、おられる方は是非教えてあげて下さい。
近親交配による、遺伝性疾患が非常に多い事を。

そして、人間によって傷つけられた子が、シェルターで新しい出会いを待っている事もどうぞ伝えてあげて下さいませ。

さよなら、ポーラ。。。
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あなたの死は決して無駄にする事はない!!
私達は、今以上に前進し、今後も無謀な繁殖業者とも戦っていく!!




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