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国会前で男が自分の頭撃ち死亡 総理あての封筒所持

2008年03月05日11時55分

 5日午前8時15分ごろ、東京都千代田区永田町1丁目の国会議事堂南門前の車道で、タクシーで乗り付けた男が、持っていた拳銃で自分の右こめかみ付近を撃った。男は間もなく死亡した。免許証から大阪市内の右翼活動家の男(58)とみられ、警視庁で身元を確認している。左手に「内閣総理大臣福田康夫殿」と書かれた封筒と報道機関あての封筒を1通ずつ持っていた。

写真

男が拳銃で自らの頭を撃った、国会南門近くの現場=5日午前8時40分、東京・永田町で

 公安部の調べでは、総理あての文書は、拉致や領土・領海の問題で強い外交姿勢を望む内容だったという。男は特定の団体には所属せず、都内での活動実態は確認できていないという。

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