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「ワールドカップサッカー大会2002」閉幕

 2002韓日ワールドカップサッカー大会(W杯)の大長征が幕を下ろした。大会期間は1カ月だったが、我々には開催決定以降6年間にわたる長くて長い道のりだった。とうとうその旅行に終止符を打ち、我々は自らをかつてなく誇らしく感じている。

 韓国のサッカーは世界のサッカー界に稲妻のような新鮮なショックを与えた。完全燃焼するまで全力疾走する韓国サッカーのパワフルな疾走は“カネ中毒”を患うスター選手中心のサッカー、シミュレーションサッカー、破れると例外なく異議を口にするサッカー強国の“貴族サッカー”に痛烈な一撃を与えたに違いない。

 だからこそ、決勝進出に失敗したにもかかわらず、韓国のサッカーは世界のマスコミから「W杯優勝に最も適したチーム」、「新しい世界サッカーの相続者」という最高の名誉勲章を受けたのだ。

 しかし、我々は“4強神話”といい成績表だけを手にしたのではない。4700万人が1つになった赤色の波の中で、我々は“自信”という何よりも貴重な資産を取り戻した。熱狂すべき時と自己抑制が必要な時を看破している若者に希望を発見し、華麗な太極旗(テグクキ/韓国の国旗)ファッションの波から純粋な愛国心の湧出を目にした。ひいては、世界随所から聞こえてくる尊敬と賛嘆のこだまからは、ぐんぐんと伸びていく“コリアブランド”の成長する音が聞こえてきた。

 皆が一つになって立派にやり遂げた。我々に与えられた新しい課題はこうした成果を政治や経済、社会、文化のあらゆる分野の跳躍に結びつけることだ。この誇らしい瞬間に西海(黄海)での物騒な銃声と罪なき将兵が犠牲したニュースを聞くことを余儀なくされた現実が残念で残念で仕方ない。

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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