ロフト、全パートを正社員化 短時間勤務でも2008年03月02日10時37分 雑貨専門大手のロフト(本部・東京都新宿区)は16日から、パート、契約社員、正社員の区分をなくし、無期雇用を希望する契約社員やパート2350人を正社員にする。非正社員の正社員への登用制度は広まっているが、多くは正社員並みのフルタイムの勤務者が対象。ロフトは勤務時間に関係なく正社員になれる仕組みで、短時間勤務の人も含め大規模に正社員化するのは珍しい。 同社の従業員は約3330人で、正社員が400人。1年契約の社員が280人、半年契約のパートは2650人おり、そのうちの2350人が正社員化を望んでいる。 新制度では、現在の全従業員を(1)店舗のレジやラックを担当する「フロント」(現行制度ではパート)(2)各売り場の「リーダー」(同契約社員)(3)会社や店舗全体のマネジメントを行う「基幹社員」(同正社員)に区分する。無期雇用を望む人は正社員とし、フロントから本部の部課長などの幹部になることも可能。正社員の条件に転勤は含まないが、幹部への昇進には複数店舗を経験するのが望ましいとする。16日以降の入社者は6カ月の見習い期間を経て、正社員か、有期雇用のアルバイトかを選べる。 パートは職能資格が3段階だったが、フロントは8段階に細分化。職能給の差額を時給で100円から250円ほどに広げ、能力を向上させた人を評価する。総人件費は1割増加する見込みだ。 勤務時間は、フロントは週20〜40時間から選択。現行の契約社員と正社員は週40時間と定められているが、リーダーと基幹社員は9月から、週32〜40時間の間で決められる。介護や育児の際に、役職を変えずに短時間勤務をしやすくなる。 PR情報ビジネス
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