Print this Post Article Lists Back

韓国は「自殺大国」?

 2005年、韓国人が死亡する原因で自殺が4位となり、10年前の9位から5段階も急上昇した。

 韓国の自殺率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中でも最高水準で、国際的にも「自殺大国」と呼ばれる状態にある。

 統計庁は28日に発表した「2006年韓国の社会指標」で、「2005年に、人口10万人当たり自殺で死亡した人の数は26.1人で、死亡原因の4位を占めた」とした。これは人口10万人当たり11.8人が自殺により死亡し、9位だった10年前(1995年)に比べ、2倍以上に増えた数だ。

 2005年の死亡原因の1位は10万人当たり134.5人が死亡した「がん」で、1995年にも110.8人が死亡し1位だった。2位は脳血管の疾患(64.3人)で、3位は心臓疾患(39.6人)だった。

 国別の年齢構成の差を勘案し、OECDを基準に計算した自殺率も、2005年は人口10万人当たり24.7人で、加盟国の中で1位だったと統計庁は明らかにした。韓国の次はハンガリー(22.6人、2003年)、日本(20.3人、2003年)の順だった。

 特に20代と30代の死亡原因の1位、10代と40代の死亡原因の2位が自殺であることが明らかになり、これに対する懸念の声が上がっている。

朴用根(パク・ヨングン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
このページのトップに戻る