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就職難で若者の自殺相次ぐ

 進路や就職で悩む若者が相次ぎ自ら命を絶った。14日午前3時ごろ、ソウル市駅三洞のSモーテルで25歳の女性ソさんが遺体で発見された。

 警察によると、この女性はインターネットの自殺サイトで知り合った20歳の女性カンさんと共にインターネットで購入した毒物を飲んだという。カンさんは毒薬を吐き出し、一命を取りとめた。ソさんは2005年に名門私立大学の新聞放送学科を卒業、就職せずに薬学部の編入試験に備えていたという。ソさんの遺族は「(ソさんは)薬学部編入に失敗、うつ状態に陥り、ノートパンコンと日記に“死にたい”“死ぬのに良い場所”といった言葉を残していた」と話している。

 また、同日午前11時30分にはソウル市大峙洞のGオフィステル(事務所兼居住用マンション)ではこの部屋を借りている30歳のペさんが就職できないことを悲観し首を吊り死亡した。家主のパクさんは「ペさんは家賃を数カ月滞納しており、電話をしても誰も出ないので来てみたら死んでいた」と話している。警察関係者によると、現場からは「こうなるのだったら公務員試験を受けておくべきだったのに」という内容の遺書が見つかったとのことだ。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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