Print this Post Article Lists Back

韓国の合計特殊出生率が世界最低水準に

 一時、上昇の兆しを見せていた韓国の合計特殊出生率が、再び史上最低の水準に落ちた。

 昨年の韓国の合計特殊出生率(1人の女性が、妊娠可能な期間(15~49歳)に出産する子どもの数の平均)が1.16人を記録、史上最低だった2002年の1.17人を下回ったと統計庁が24日、発表した。

 昨年の韓国の合計特殊出生率は、世界主要国中最低水準で、最長寿国家の日本の1.29人(日本・厚生労働省発表)よりもはるかに低かった。

 韓国の合計特殊出生率は2003年に1.19人となり、小幅上昇していた。この少子化傾向が持続した場合、韓国の人口は2020年の4995万6000人をピークに2021年から人口減少時代に突入するものと統計庁は予想している。

 日本は、今年上半期の死亡数が出生数を上回り、半期ベースで初めて人口が減少した。

 少子化が進行にともない、昨年の出生数もまた47万6052人と、2003年より1万7419人減った。これは1970年に同分野の統計を開始して以降、最も少ない数値だ。また、晩婚化が進み、出産時の平均年齢も2003年より0.3ポイント上昇した30.1歳を記録し、初めて30代に突入した。

 昨年の死亡者数は、2003年より46人少ない24万5771人(1日平均672人)と集計された。

 一方、米国の非政府組織(NGO)であるポピュレーション・レファレンス・ビューロー(PRB)は、同日発表した「2005年世界人口データシート」で、世界で最も出産数が少ない国のグループに、合計特殊出生率が約1.2人である韓国や台湾、ポーランド等を挙げた。

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
このページのトップに戻る