イスラマバード(AP) パキスタンの通信行政当局は26日、インターネットのプロバイダ各社に対し、「イスラム教を冒涜(ぼうとく)した」ビデオが削除されたとして、インターネットの動画投稿サイトユーチューブ接続禁止の解除を命じた。
当局は今月22日に、オランダの政治家がイスラム教徒をファシストになぞらえた動画を投稿するとの計画を知り、ユーチューブへの接続を禁止。
この影響で、同24日は約2時間にわたって、全世界からユーチューブへ接続できない状態を引き起こしていた。
パキスタンの通信行政当局は、ユーチューブへの接続禁止は、パキスタン国内だけを対象にしたものであり、他国で生じた問題に関しては責任はないと言明。どういった技術的な問題により、世界各国からのユーチューブ接続が不能となったかは、わからないとしている。