ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

<平城遷都1300年祭>マスコットキャラに市民から批判

3月2日2時31分配信 毎日新聞


<平城遷都1300年祭>マスコットキャラに市民から批判

平城遷都1300年祭のマスコットキャラクター=平城遷都1300年記念事業協会提供

 奈良県で2010年に開かれる平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターに対し、「かわいくない」など批判的な声が相次ぎ、1日には市民が白紙撤回を求める活動を始めた。国宝・彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)、のじぎく兵庫国体の「はばタン」(兵庫県)の例など、キャラクターの人気が事業の盛り上がりを大きく左右しており、主催者も対応に苦慮しそうだ。

【関連写真特集】 大人気 彦根のゆるキャラひこにゃん

 1300年祭は世界遺産の平城宮跡(奈良市)を主会場に季節ごとのイベントを開く計画で、総事業費約100億円。キャラクターは、県などで作る平城遷都1300年記念事業協会(http://www.1300.jp/)の選定委員が、デザインの専門家12人の計21案から選んだ。シカの角を生やした童子のイメージで、東京芸術大大学院教授の彫刻家、籔内佐斗司(さとし)さんの作品。著作権は500万円で買い取った。

 先月12日に公表し、愛称を募集中。約2週間で2000件を超える応募があった半面、ホームページなどを通じて約200件の批判意見が寄せられた。「仏に角を生やすなんて侮辱だ」「一般公募で再検討を」などが多いという。

 奈良市のマジシャン、陽群(ひむら)誠さん(26)がインターネットで反対運動を呼び掛けると120人以上が賛同。1日には「1300年祭を救う会」を結成し、署名集めなどで撤回を求めていくことにした。

 協会の杉田憲英総務部長は「大切なのは事業で何をするか。現時点では変えるつもりはない」と話している。【花澤茂人】

 ▽フリープロデューサーの木村政雄さんの話 キャラクターはイベントへの第一印象を決めるもの。まず人目を引き、うけるものを作ることが大切。「ひこにゃん」や「はばタン」を見ても、今はやるものはシンプルなものだが、こんな写実的なデザインがなぜ選ばれたのか理解に苦しむ。県民の力で記念祭を盛り上げていくなら、県民の意見を広く聞くべきだった。

【関連写真特集】 北京五輪:熱烈歓迎!開幕まで半年の北京 準備着々、マナー向上にも懸命
【関連記事】 ひこにゃん:のぼり旗など、自ら抽選 観光客も目細め /滋賀
【関連記事】 ひこにゃん:グッズプレゼント、44都道府県から応募2652通−−彦根 /滋賀
【関連記事】 ひこにゃん:ぬいぐるみ、CD、ストラップ…グッズプレゼント−−あす、彦根 /滋賀

最終更新:3月2日13時21分

この話題に関するブログ 4ランキング上位
主なニュースサイトで 平城遷都1300年記念 の記事を読む
みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

日付を選択:



提供RSS