繁殖場レスキューの中に、全く声の出ない子がいる。
声帯を取られているのだ。
犬舎で世話をしている横で、口をパクパク開けて、こちらに何か言っている。
これを見るのが毎日ですが、毎日胸を痛めている。
現在、滋賀シェルターに居るキャバリアの「レモン」
フレブルの「うめ」
何故?
生まれつきのものではない。
以前、獣医師に聞いた事がある。
声帯除去手術は10万ほどの費用がかかる。
出血量も非常に多いオペである。
人道的に声帯除去を行う、獣医は少ない。
一般の人がする理由の一つに、痴呆症の為に泣く泣く飼い主さんが行う事があるそうだ。
痴呆症の症状では、昼夜が入れ替わり、昼はぐっすり眠っているが、夜中になると鳴き出す。
近隣への迷惑。
家族も眠れない。
痴呆症で、安楽死を選択される飼い主さんもおられる。
安楽死か?
声帯除去か?
そういった理由で、実施される。
しかし、繁殖業者はそうではない!!
あまりにもうるさい!!
それだけである。
まして、除去手術に10万もの医療費をかけない。
数年前、業者の男が話した。
「1頭出産させても、一腹なんぼの世界や!!そんな金かけれん!!」
「割ばしで、喉をつくんや」と。
あまりにも残酷である。
しかし、現実に行われて来た事である。
犬が鳴くのには理由がある。
そして、犬は鳴く事によって、ストレスを発散させる。
レモン・・・
うめちゃん・・・
「貴方達は、声が出ていない事を判ってるの?」
「パクパクしてるだけで、ストレスは発散できているの?」
我が家の愛犬の黒ラブ「ハッチ」も2004年7月に保護した子。
ハッチも声が出ない。
私は、ハッチのかすれた声?を聞く度に、何故そのような事が行われたのか?と常に思う。
現在、レモンとうめちゃんの世話をしていますが、私達の作業中ジィーーーと見ているだけ。
とても利口で可愛い子たちである。
人間の勝手で、ワンの声を奪う。
人間の勝手で交配させ、出産させる。
うめちゃんは、レスキューしてすぐ、子宮蓄膿症の手術も受けました。
とても、危険な状態でした。
現在は子宮・卵巣全摘出手術を終え、元気に復活しました。
たまに、不妊手術の件で、「自然のままで、いた方がいいのでは?」と言うお問い合わせがある。
人間によって作られた犬・人間からご飯をもらわなければ生きていけない犬。
自然?
野山に暮らす動物のように、狩りをして生きれるはずが無いのです。
「家族同様の愛犬と一日でも長く、暮らす為に飼い主が出来る予防を考えて下さい」とお話します。
未然に病気を防いであげる事が出来るのは、飼い主様だけなのです。
(参考文献)
不妊、去勢手術のメリット(犬の場合)
【オス・メス】
・ 長生きする確立が高くなる
・ 雌雄一緒の飼養が可能になる
【オス】
・ 前立腺の病気、精巣や肛門周辺の腫瘍などの予防になる
・ 性的欲求によるストレスから開放される
・ 攻撃性が抑えられ、温和になる
・ 無駄吠えやマーキングが減り、落ち着く
【メス】
・ 望まない妊娠が避けられる
・ 子宮の病気や乳癌の予防に効果がある
・ 生理や発情時のわずらわしさとともに、発情のストレスもなくなる
・
*手術の方法としては、オスの睾丸摘出手術、メスの卵巣、子宮摘出手術が一般的です。
*手術をする時期はいつでも可能ですが、生後6〜8ヶ月頃の最初の発情期前に行うのが効果的です。それ以降であってはなるべく早く手術を実施すべきです。
*不妊、去勢手術に対して「かわいそう」という声もありますが、多くのメリットがあり、人と動物の共生の上からも必要です。
*ご協力のお願い*
*2008カレンダー(¥1500)購入ご協力のお願い*
カレンダー売上は全て、フードに充てさせて頂きます。
【支援金の募集のお願い】
エンジェルズ・シェルター開設記念植樹の募集
声帯を取られているのだ。
犬舎で世話をしている横で、口をパクパク開けて、こちらに何か言っている。
これを見るのが毎日ですが、毎日胸を痛めている。
現在、滋賀シェルターに居るキャバリアの「レモン」
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何故?
生まれつきのものではない。
以前、獣医師に聞いた事がある。
声帯除去手術は10万ほどの費用がかかる。
出血量も非常に多いオペである。
人道的に声帯除去を行う、獣医は少ない。
一般の人がする理由の一つに、痴呆症の為に泣く泣く飼い主さんが行う事があるそうだ。
痴呆症の症状では、昼夜が入れ替わり、昼はぐっすり眠っているが、夜中になると鳴き出す。
近隣への迷惑。
家族も眠れない。
痴呆症で、安楽死を選択される飼い主さんもおられる。
安楽死か?
声帯除去か?
そういった理由で、実施される。
しかし、繁殖業者はそうではない!!
あまりにもうるさい!!
それだけである。
まして、除去手術に10万もの医療費をかけない。
数年前、業者の男が話した。
「1頭出産させても、一腹なんぼの世界や!!そんな金かけれん!!」
「割ばしで、喉をつくんや」と。
あまりにも残酷である。
しかし、現実に行われて来た事である。
犬が鳴くのには理由がある。
そして、犬は鳴く事によって、ストレスを発散させる。
レモン・・・
うめちゃん・・・
「貴方達は、声が出ていない事を判ってるの?」
「パクパクしてるだけで、ストレスは発散できているの?」
我が家の愛犬の黒ラブ「ハッチ」も2004年7月に保護した子。
ハッチも声が出ない。
私は、ハッチのかすれた声?を聞く度に、何故そのような事が行われたのか?と常に思う。
現在、レモンとうめちゃんの世話をしていますが、私達の作業中ジィーーーと見ているだけ。
とても利口で可愛い子たちである。
人間の勝手で、ワンの声を奪う。
人間の勝手で交配させ、出産させる。
うめちゃんは、レスキューしてすぐ、子宮蓄膿症の手術も受けました。
とても、危険な状態でした。
現在は子宮・卵巣全摘出手術を終え、元気に復活しました。
たまに、不妊手術の件で、「自然のままで、いた方がいいのでは?」と言うお問い合わせがある。
人間によって作られた犬・人間からご飯をもらわなければ生きていけない犬。
自然?
野山に暮らす動物のように、狩りをして生きれるはずが無いのです。
「家族同様の愛犬と一日でも長く、暮らす為に飼い主が出来る予防を考えて下さい」とお話します。
未然に病気を防いであげる事が出来るのは、飼い主様だけなのです。
(参考文献)
不妊、去勢手術のメリット(犬の場合)
【オス・メス】
・ 長生きする確立が高くなる
・ 雌雄一緒の飼養が可能になる
【オス】
・ 前立腺の病気、精巣や肛門周辺の腫瘍などの予防になる
・ 性的欲求によるストレスから開放される
・ 攻撃性が抑えられ、温和になる
・ 無駄吠えやマーキングが減り、落ち着く
【メス】
・ 望まない妊娠が避けられる
・ 子宮の病気や乳癌の予防に効果がある
・ 生理や発情時のわずらわしさとともに、発情のストレスもなくなる
・
*手術の方法としては、オスの睾丸摘出手術、メスの卵巣、子宮摘出手術が一般的です。
*手術をする時期はいつでも可能ですが、生後6〜8ヶ月頃の最初の発情期前に行うのが効果的です。それ以降であってはなるべく早く手術を実施すべきです。
*不妊、去勢手術に対して「かわいそう」という声もありますが、多くのメリットがあり、人と動物の共生の上からも必要です。
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