2008年02月28日 高田勝巳(アクアビジネスコンサルティング代表取締役)
中国人が「最も嫌いな国」は、日本ではなくなった!
●投稿1:
日本に対する感覚はとても矛盾している。歴史的な原因からすれば恨んでもいるし、また、一方で日本から学ぶべき点が多いのも確かである。彼らからは多くの点において我々が学ぶべきところがある。資源が少なく狭い国土、密集した人口など多くの先天的に不利な条件を克服して1、2位を争う先進国になったのは偶然ではない。日本は一方で憎くもあり、一方で我々が学ぶべき多くの優秀な点を持っている。
現在、韓国は尊敬できない。何の文化的な蘊蓄もなく、歴史的には中国と日本の影響をうんと受けているにも拘わらず、民族性ばかり強いようで、実はたいした実力もない。そのくせに自尊心ばかり強い。だから、韓国は大嫌いだ。日本と比べても、今となっては韓国に対して反感が強い。韓国文化は中国と日本の影が多いにも拘わらず、盲目的にお高くとまっている印象だ。
→(筆者コメント):
日本に関してはありがたい評価ですけど、一方、中国の現政権の模範解答みたいな感じもします。韓国に関しては、そこまで言うかといった感じです。私は韓国の方と普段お付き合いがあまりありませんので何とも言えまえませんが、韓国の方もネット上の書き込みとはいえ、そのような意見が多くよせられていることについては、一度お考えになってみてもいいのかもしれません。
●投稿2:
日本が一番好き。理由:高い国民の品格、環境保護、ハイテク、文化同源。でも、歴史と領土の問題では要注意。韓国が一番嫌い。理由:傲慢で無知な国民、文化略奪、何の道理もない領土争い、品質劣悪で高い製品、信用のないビジネスマン、枚挙にいとまがない。
→(筆者コメント):
「品格」と訳した元の中国語「素質」です。その人の本質的な性質という意味です。その他は、上記同様です。
●投稿3:
日本に行ったことがある。日本が割合好きだ。良い教育、個人の品格、町じゅうの美女(彼女たちはみなおしゃれが上手で冬でもスカートをはいている)、街角には泥棒がいない、一所懸命働く、比較的平均的な収入、よい社会保障、病院は60歳の老人ばかり(彼らの医療費はタダ)、面白テレビドラマ、アニメ、ハイテク、いいアダルトビデオ、などなど我々が学ぶべき点は一杯だ。中国はいつになったらこのようなレベルに達するのだろうか。
→(筆者コメント):
日本女性のスカート、アニメ、アダルトビデオは日中友好に貢献しているようです。
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- 高田勝巳(アクアビジネスコンサルティング代表取締役)
- 上海在住15年。日系企業の中国ビジネス構築を支援しながら、中国経済の動向を「現地の視点・鋭い分析・分かりやすい言葉」をモットーにメディア等を通して日本に発信している。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)本部証券部門、上海支店等を経て2002年より現職。主な著書に『中国株式市場の真実』(共著・ダイヤモンド社刊)がある。
長年中国に住み、現地企業や政府と接してきた著者が贈る中国リポート。ニュースではわからない、現地で暮らしているからこそ見えてくる“リアルな中国”を紹介する。
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