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摘発困難な児童ポルノ

公明新聞:2008年2月26日

DVD販売店を視察する党プロジェクトチームのメンバー

東京・秋葉原 アニメ、DVDなど現状探る
党プロジェクトチーム

DVD販売店を視察する党プロジェクトチームのメンバー

 公明党の児童買春・ポルノ禁止法の見直しプロジェクトチーム(PT、丸谷佳織座長=衆院議員)は25日、東京・秋葉原を訪れ、現行の児童ポルノ禁止法では規制の対象外となっている、わいせつなコミックやDVDなどを販売する店舗を視察した。

 店内には女子中学生を描いたと思われる、わいせつなアニメやコミック、女児の水着姿を撮影したDVDなどが所狭しと並んでいる。特にアニメの登場人物などは架空のため、例え露骨な性描写であったとしても、現行法では摘発されない。

 視察に先立って行われた万世橋警察署での意見交換で、警視庁少年育成課の田中英明警部は、「わいせつDVDのパッケージだけを見ると、いかにも小中学生という少女でも、本人の身元を確認すると成人というケースが多い」として、摘発の難しさを説明。また「現行の児童ポルノの定義ではアバウトで、現場では戸惑うこともある」と語った。

 視察を終えた丸谷座長は、「子どもを性の対象として商品化している現実を変えなければならない」と述べた。

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