パレスチナ 人間の鎖で抗議
ガザ地区は去年6月にイスラム原理主義組織ハマスが武力制圧して以降、イスラエルや国際社会による経済封鎖が強化され、日用品やガソリンなどの燃料の不足が深刻化しています。こうしたなか、ガザ地区を南北に結ぶ幹線道路で、25日、経済封鎖に抗議するため、子どもを含む住民数千人が手をつないで「人間の鎖」を作りました。参加者の1人は「薬も日用品も不足している。国際社会はどうにかしてほしい」と話し、経済封鎖でガザ地区に住む150万人のパレスチナ人全員が苦しんでいると訴えました。ガザ地区では、先月、武装グループが、エジプトとの境界の壁を爆破し、経済封鎖にあえぐ住民のべ数十万人がエジプト側に越境する混乱も起きています。これに対し、イスラエルは、ガザ地区の武装グループがイスラエルに対するロケット弾攻撃をやめないかぎり、封鎖の緩和はありえないとしています。イスラエルでは、25日も、ガザ地区からのロケット弾攻撃で子ども2人がケガをしており、イスラエル政府は経済制裁とともに軍事作戦も強めていく構えです。 |
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