Print this Post Article Lists Back

韓国の家計は火の車、10世帯中3世帯が赤字

 韓国では10世帯のうち3世帯が収入より支出の多い“赤字世帯”であることが分かった。また、赤字世帯が全体世帯に占める割合が過去3年で最大になった。

 12日の統計庁の発表によると、昨年全国世帯のうち赤字を記録した世帯の割合は29.3%となり前年比で0.5%上昇。統計が初めて行われた2003年と同水準で、過去3年で最大だった。2004年と2005年の赤字世帯の割合はともに28.8%だった。

 特に、所得下位30%以下の低所得世帯うち、赤字世帯の割合は半数以上の52.8%を記録。前年(51.9%)より0.9%上昇し、2003年の53.3%に次ぐ最高値を記録した。

 赤字世帯が増えた理由として、景気低迷の長期化により世帯の収入に責任を担う世帯主が仕事に就くことができない、あるいはまったく仕事に就くための努力をしないため、と専門家は分析している。

 統計庁の資料によると、昨年度の世帯主が無職の世帯の比率は14.57%となり前年比で0.55%増加。7世帯中1世帯の世帯主が無職という割合になった。また、就職を放棄した無職の男性が4.8%増の103万3000人に達し、始めて100万人を突破した。

朴用根(パク・ヨングン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
このページのトップに戻る