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家計の借金:韓国、史上最大規模の約72兆円

 アパート購入のための借入やカードの使用などによる家計の借金が史上最大規模になったことが明らかになった。

 韓国銀行は6日、「2006年家計信用動向」統計を発表し、昨年末現在で家計での借入など借金の総額が581兆9635億ウォン(約71兆7094億円)となり、前年比では60兆4676億ウォン(約7兆4508億円)=11.6%=増加したと明らかにした。

 これは、カードでの借金が絶頂に達した2002年に1年で97兆3866億ウォン(11兆9989億円)=28.5%=増加して以来、最も高い水準だ。

 韓国銀行は昨年の家計での借り入れ増加額のうち、ほとんどが住宅購入関連だったと分析している。例えば昨年第4四半期の銀行の融資動向によると、住宅向けが54.6%で消費その他は45.4%だった。

 金融機関別では一般の銀行からの融資が前年に比べて40兆7084億ウォン(約5兆169億円)、信用協同組合などノンバンクからの融資が12兆992億ウォン(約1兆4911億円)増加した。また、昨年の商品購入における販売信用の総額は31兆5322億ウォン(約3兆8861億円)となり、1年で3兆 5049億ウォン(約4319億円)=12.5%=増加した。

 韓国銀行金融統計チームのチョン・ユソン次長は、「国内での消費は活発で、海外での消費も大きく増加することにより信用取引が増加した」と語った。

朴宗世(パク・ジョンセ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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