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「竹島の日」3度目でようやく土産コーナー出現 (1/3ページ)
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わが国固有の領土にもかかわらず、韓国が不法占拠を続けている竹島。領有権確立を目指して島根県が制定、3回目となる「竹島の日」の22日、松江市では記念式典などが行われた。問題解決には依然として進展が見られないが、新大統領就任式を3日後に控えた韓国側では、微妙な変化の兆しもあるようだ。
■国の動きなく
22日開かれた記念式典で、溝口善兵衛島根県知事は「竹島問題の解決には、全国各地の国民に理解していただき、世論が盛り上がることが不可欠だ」と呼びかけた。
会場は全国から集まった関係者ら約500人で埋まったが、政府関係者の出席はゼロ。国会議員も本人出席は地元選出の亀井亜紀子参院議員(国民新党)だけだった。昨夏の参院選で初当選した亀井氏は「あまり盛り上がっているという感じではないですね」と率直な感想を漏らした。
式典後に講演した下條正男拓殖大教授は、「竹島問題は隠岐の島町の問題でも島根県の問題でもなく、日本の問題」と強調。「日韓の対話と交流再開のためには、まず県選出の国会議員にもっと働いてもらい、国家レベルの動きを作っていかねばならない」と力を込めた。
■地元も動き鈍く
式典会場のロビーには、竹島をあしらった黒曜石のアクセサリーや菓子など「竹島土産」が並んだ。イベントに合わせたよくある光景だが、実は初めてのことだ。