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「竹島の日」3度目でようやく土産コーナー出現 (2/3ページ)
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昨年の「竹島の日」に開かれたフォーラムで講演した黒田勝弘本紙ソウル支局長が「松江に着くと駅前に竹島の“た”の字もなければ、竹島土産も売っていない。もっと地元から盛り上げるべきだ」と指摘。県議会でも「竹島土産を開発し販売すべきでは」との意見が出て、県物産協会が県内の業者に声をかけ、用意したという。
まんじゅうの「竹島ものがたり」は、販売元の商標登録申請に対し、特許庁が「(日韓)両国に無用の混乱を招く」といったん拒否。地元の抗議を受けてようやく許可するなど土産品の開発には苦労したという。この日の「竹島土産コーナー」は大盛況で、黒曜石ストラップなど一部の商品は完売。しかし、ふだんは松江市内で「竹島」の文字を冠した土産物は一つも売られていない。
今後松江の土産物売り場に「竹島土産」が常備されるかは「検討したい」(県総務課)と、まだ“様子見”のようだ。
■新政権に期待
韓国の李明博次期大統領は1月17日、外国メディアとの記者会見で、「成熟した日韓関係のため、謝罪や反省をあえて要求したくはない」と述べた。「竹島の日」制定や歴史問題で対日強硬策に転じた盧武鉉大統領と違い、「実利的な経済外交」という外交方針を明確に打ち出している。