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放送日:2月24日
 
 
 ドバイ

世界も認める最高級エアライン

観光・貿易で儲かる国、ドバイ!そこには、もう1つ儲けの柱がありました!
その柱とは、飛行機ビジネスなのです!

(画像9:エミレーツ航空、機体)

ドバイが世界に誇るエアライン「エミレーツ航空」!1987年、突如航空機業界に登場し、その後みるみる台頭していきました。それ以来、エミレーツ航空は様々な航空業界の賞を獲得!数ある航空会社の中で、機材・設備・機内エンターテインメントの3部門で全て満足度1位を獲得しました!(ABROADエアライン・ランキング2007にて)

エミレーツ航空は、さらに知名度を上げるため、広告戦略にも力を入れています!数々のスポーツのスポンサーとなり多額の広告費を投下しました!

(画像10:ワールドカップ公式スポンサーのリスト)

ワールドカップ公式スポンサーにも名を連ね、8年間なんと協賛金は224億円!

(画像11:現首長)

その理由は、経営者=首長一族、つまり国のトップが企業のトップなので力の入れ方が半端ではないのです!エミレーツとは「首長国」という意味で、まさに国そのものが企業名!そんなエミレーツ航空の心臓部に川田が潜入しました!

川田:(カートに乗って進んでいると)何かが見えてきましたよ!飛行機が目の前に現れました!

 (画像12:格納庫)

ここは実際に使われている飛行機の格納庫!出発前の点検・整備が行なわれる場所なのです。日本の取材陣が足を踏み入れるのはモチロン初!

(画像13:ジェットエンジン)

川田:これは何ですか?
エミレーツ航空関係者:世界最大、最新のジェットエンジンさ!1機で13億円だよ。

さらに格納庫内を進むと、そこには大量の新品シートがありました!この新品のビジネスクラスシートは370席購入でなんと総額1億円!

エミレーツ航空関係者:これはエミレーツの長距離飛行機だよ。ニューヨークやブリスベンに飛んでいるやつさ。この機体のファーストクラスが1番良いんだよ!

これぞエミレーツ航空が誇る最高のファーストクラス!ゆったりとした大きなシート、豪華な内装、そして大きなモニターには600チャンネルにも及ぶコンテンツが用意されています。天井には星が散りばめられていて、リラックスできる空間を演出。

エミレーツ航空関係者:このシートにはマッサージ機能も付いているんだ!

(画像14:倒れてベッドになる)

(シートが電動で倒れていき)ベッドにもなります!日本−ドバイ間のファーストクラス運賃は往復で100万円!

快進撃を続けるエミレーツ航空の今後の戦略とは一体どんなものでしょうか?そのヒミツを探りに川田がエミレーツ航空会社取締役上級副社長ゲイス・サイード・カラフ・アル・ゲイスさんにお話を伺いました。

ゲイスさん:今ドバイは確かにすごいことになっているよ。みんなが一生懸命働いた結果だと思っている。特に世界中の人たちを運んでくる、我々エミレーツの活躍がドバイの発展には欠かせないんだ!

(画像15:ドバイを中心に矢印で世界各国へ)

ドバイが飛行機ビジネスに力を入れる理由は、その立地の良さ!「中東」というだけあって世界の中心に位置し、ヨーロッパ・アジア・ロシアなどの大陸にも近い。現在、今ある空港の隣には、さらに大きな新空港を建設中!完成すると、滑走路が4本となり、世界でも有数の国際空港となります!驚くことにこの空港とは別に新たな空港の建設計画も進行中で、そこにはさらに6本の滑走路を追加!世界の中継地点を目指す、それがドバイ最大の狙いなのです!

ゲイスさん:現在エミレーツは150機のジャンボジェット機を持っていて、今240機の注文を出している!最新のエアバスの機体には新しいサービスを色々考えたんだ。例えば、シャワー付きにするとかね!飛行機の中でシャワーが浴びられるなんて最高じゃないか!

(画像16:エアバス380)

世界最大のジェット機、エアバス380。これを240機も注文中なのだとか!

スタジオでお話を伺いました。

進藤:ドバイの国王はどんな人なんですか?

宋さん:現首長の父親(シャイク・ラシッド王)はスゴイ人でしたけど、現首長(ジェイク・モハメッドビンラシッドアルマクトゥーム王)は最初働かずに競馬ばかりやっていました。しかし、ここ7・8年前になって急に使命感に目覚めるんです。例えば、ここ4・5年間のドバイの新しい具体的な計画・立案は現首長たちがやりました。

加藤:考え方によっては国王が企業のトップにいることはありえないじゃないですか?普通そうなれば国王が企業を牛耳って自分だけが儲かるようにしてしまうけれど、ドバイではその儲かった分を国民に還元できるようなシステムを作ったわけですね!

宋さん:全くその通りです!ドバイの国策とは、国民全体に地主になりなさいというものなんですよね。元々ドバイの土地は開発しなければただのペルシャ湾沿いの砂漠なので、それほど価値は無いんです。しかし、これだけの戦略があれば資本・人気・物が集まるので、ドバイの土地の価値はドンドン高まっていくんです。

加藤:地球上でドバイ以外にこんな戦略をやっているところはあるんですか?

宋さん:たぶんドバイが初めてでしょうね。アジアのマカオやシンガポールや香港を、遥かに大規模にして徹底したものがドバイだと思います。


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