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【社会】

大荒れ「春一番」けが人も 強風でクレーン倒れる

2008年2月23日 22時14分

 強風の影響でJR各線のダイヤが大幅に乱れ、問い合わせの乗客で込み合う改札口=23日午後7時34分、JR東京駅

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 関東で昨年より9日遅く春一番が吹いた23日、列島は強風に見舞われ、東京都心でビルから鉄骨などが落下したり、マンションに大型クレーン車が倒れかかるなどの被害が出た。千葉県松戸市の路上では、女性(76)が強風にあおられ転倒、脚の骨を折る重傷を負ったほか、川崎市などで転倒などによるけが人が出た。

 関東地方のJR各線などはダイヤが大幅に乱れた。東北新幹線では2本の列車が一時立ち往生。乗客計約1240人が約3時間車内に閉じこめられた。

 また武蔵野線では電車が倒れた木材3本に衝突し止まった。

 気象庁によると、最大瞬間風速は、青森県の深浦32・2メートル、福島県の白河32・0メートル、松江29・2メートル、東京都心(大手町)で27・9メートルを観測。羽田空港では10分平均の風速が20・0メートルと、この地点の2月の風速としては観測史上最高を記録した。

(共同)
 

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