「低料金」タクシー初乗り、三菱系が値上げ──燃料高受け590円に2008/02/22配信
原油高を受け、初乗り運賃が自動認可運賃の上限である660円を下回るタクシー会社が値上げに動き出した。1000台以上を保有する大手の三菱タクシーグループ(大阪府守口市)3社は21日、初乗り運賃を40円引き上げて590円に改定。ナショナルタクシー(大阪市)もこのほど、近畿運輸局から初乗り運賃を30円引き上げ660円にする認可(実施時期は未定)を受けた。
近畿運輸局によると値上げ申請は昨年8月以降から出始め、現在までに10社に上る。激しい価格競争を繰り広げてきた大阪のタクシー会社も燃料高騰に耐えきれなくなった格好だ。ただ、10社とも660円より安く設定していた初乗り運賃を見直すもので、東京などのような本格的な値上げの動きはないという。 価格以外での差別化を図る会社も出てきた。国際興業大阪(大阪市)は25日から保有する577台全車を禁煙にする。大阪地区での全車禁煙は初めてとしている。
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