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海外でひんしゅくを買う韓国人ビジネスマン

 最近、KOTRAの中南米貿易館から次のような報告がありました。

 「昨年現地で有名なステーキ店で中小企業の代表らを招待して、韓国貿易館が市場開拓団の夕食会を開催した。ところが、市場開拓団の何人かが突然、キムチ、ゴマの葉、唐辛子味噌などを取り出してテーブルに広げ、焼酎と一緒にステーキを食べた。キムチの匂いがレストラン中に広まり、食事をしていた他の客に反感を買った」

 いまだに海外のレストランで会食するときに大声で「コンベ(乾杯)!」と叫んで、現地の客から冷たい目で見られたり、抗議を受けたりするビジネスマンが多いようです。

 KOTRAアカデミーは、このように韓国人が軽く考えがちな国際ビジネスマナーをまとめて、『国際ビジネスマナー、これだけは直そう』という冊子を作りました。

 外国人に私的な質問をするのは、先進国でなくても注意しなくてはなりません。例えば、ドミニカ共和国は結婚と離婚が比較的自由で、婚姻届を出さずに同居するケースが多くです。そのため結婚しているかについては聞かない方がいいのですが、これをよく知らない韓国人が多いそうです。

 最近では、海外バイヤーとの商談が上手くいかず、心の中に閉まっておかなくてはならないことを韓国語で言ってしまうケースも多いといいます。たとえ韓国語で「今日は上手くいかない」とか、「バイヤーに輸入する気がないようだ。早く帰ってもらおうか」と言おうものなら、韓国語が分からなくても誠意のないことぐらいすぐにバレてしまうでしょう。

 現地の人を見下すような言動も多いそうです。海外に進出した韓国企業の従業員の多くが「韓国はインターネットが発達しているのに、ここは何でこうなんだ。理解できない」と言ったり、「韓国はこうじゃない。とにかくここはダメだ」と言うケースが報告されていると、KOTRAは伝えています。

 国によっては「イエス」と「ノー」の意味もよく理解しなくてはなりません。インドネシア語の「Mungkin Bisa」という表現は、韓国語では「多分可能でしょう」という意味で、韓国人はこの言葉を肯定的にとらえがちです。しかしインドネシアでは否定的な意味合いが強い表現だそうです。

チェ・ホンソプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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