地元に役立つ
仕事がしたい
小学校では学級委員長や生徒会の役員を務め、「人をまとめるのが上手」と担任教諭にほめられたことがある。中学時代にはテニスに熱中。しかし反骨精神旺盛で、高校は父が勧める学校を受験せず、別の学校に。
「雨が降ると学校を休むような危うい青春時代でしたが、高校時代にできた親友が支えてくれて、卒業することができました」
大学卒業後は故郷に戻り、父が経営する大島鉄工(株)に勤務した。
「私を育ててくれた故郷のために役立つことがしたいという思いが強くなり、地域の将来を背負う子どもたちの教育に携わろうと学習塾とテニス教室を開校しました」
天命に従った
政治家への道
1991年には29歳で直方市議選に当選。それまで全く政治の世界とは無縁で興味もなかったのだが、地元の人々に推されての出馬だった。地方政治の変革のために、時代が若い力を求めていたのだ。
「うわさを聞いて、高校時代の親友が駆けつけてくれました。20年以上も会っていなかったのに、手弁当で手伝ってくれる。青春時代の友は生涯の友だと実感しました」
その親友との縁もあり、立正佼成会の信者として仏を信仰するようになり「仏に導かれて開いた道、これが私の天命なのだろう」と感じた。市議会議員を3期12年務めた。その実績が認められ、07年参院選では民主党比例区候補に選ばれたのである。
政界の心を磨く
法座主を目指す
地元で子どもたちを教えていた経験から、教育の重要性を痛感していた。
「所得格差が教育格差を生み、それが生活格差へとつながっていきます。その格差を改善するためには、学校教育で“人と強調して生きる”ことの大切さを教えるとともに、地域の中で子供たちの情操心を養う心の教育が必要です」
さらに、本来は国民のために働くべき政治家が、自らの利益や保身のために汲々としている現実を変えていくことも必要だ。
「政治家に求められているのは“奉仕する心”と見返りを求めない“無の心”です。私は政界の法座主(心を磨く人)を目指していきたいと思っています」
地元で子どもたちを教えていた経験から、教育の重要性を痛感。
国政の場でも、教育問題を大きなテーマに。
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