北京五輪への独自の代表団派遣は困難と、コソボでＩＯＣ

ロンドン――国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は１８日、今年の北京夏季五輪で独立宣言を発表したばかりのコソボが独自の選手団を派遣出来る可能性は少ないとの見方を示した。

国連での独立承認の手続きに時間が必要なことや独自のオリンピック委員会の創設などスポーツに関する他の基準で水準を満たす課題があることなどを理由にしている。ＩＯＣ報道官は、国連の動向を見守りたいとの意向も示した。

ＡＰ通信によると、コソボのアルバニア系のボクシング選手５人が北京五輪でコソボ代表として出場することを望んでいるという。コソボ代表の肩書が無理なら、これら５選手はＩＯＣの承認で個人資格での参加が可能になる可能性もある。

個人資格での出場は過去の五輪で、東ティモールと旧ユーゴスラビアの選手が行ったことがある。