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セルビア系住民 独立に抗議

この集会は、アルバニア系住民が90%を占めるコソボ自治州が、セルビアからの一方的な独立宣言を採択したことに抗議するためのもので、18日、セルビア系住民が多く住む3つの地域で開かれました。このうち、北部のミトロビツァで開かれた集会には、主催者の発表で1万5000人が集まりました。会場にはコソボの独立に反対しているロシアの国旗や、プーチン大統領の写真、さらに「ロシアよ助けて」と書いた横断幕が掲げられました。参加した住民は「コソボはセルビア人の土地だ」、「コソボの独立宣言は無効であり認めない」と口々に訴えていました。一方、セルビアの首都ベオグラードでも、前日に続いてコソボの独立宣言に抗議するデモがあり、1000人が参加しましたが、大きな混乱はありませんでした。コソボ自治政府は、コソボで暮らす民族は平等だと繰り返し訴え、少数派のセルビア系住民を差別しない姿勢を強調しています。しかし、コソボは領土の一部だと主張するセルビアや、セルビア系住民の反発は収まる気配がなく、双方の対立がいっそう鮮明になっています。
もどる2月19日 7時37分
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