goo

「沖縄米兵少女暴行事件」とある分析       2月13日(水)

  性懲りもなく沖縄で米兵が中学3年、14才の少女を暴行し大きな政治問題となっています。沖縄県知事、議会はもとより日本政府も米国政府、軍に対し最高度の抗議と謝罪要求、再発防止を求めています。すでに公式な謝罪はした模様ですが、事態はこれに留まらず、さしあたり普天間基地移設問題にまで影響を与えそうです。当然中央、地元の野党勢力はこれを機に米軍再編、日米安全保障問題の是非を反米、反基地の立場から攻勢を強めています。この事件は如何なる意味でも一切の弁解を許さない深刻なもので、その捜査、処罰などの司法権の回復(地位協定)問題も蒸し返さざるを得ないかもしれません。被害者へのお見舞いを心から申し上げます。
  その上で今日の「産経新聞」。「容疑者は10日(日)、夜8時半ごろ、沖縄市の繁華街で3人連れの少女達に声をかけ、少女一人を大型バイクに乗せ、基地外の容疑者宅に誘い、わいせつ行為を迫ったところ、少女が泣き出したので少女を再び「送ってあげる」と車で連れ出した。少女は一旦車を降りて逃げようとしたが、帰り道がわからず再び同乗し、その後車内で暴行を受けたという」(報道記事)。「・・知らない人に付いて行ってはダメ、と子供の頃、親から口うるさく言われたものだ。米軍基地が集結する沖縄、夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」が徹底していなかったことがいかにも無念」(コラム「政論探求」)。遠慮気味ですが「産経」氏が多分言わんとするのは、親や社会の監督責任など多少とも落ち度がこちら側にもあるのに、この事件を大仰に米軍再編や日米安保とかまで高めようとするのは如何なものか、という常識的かつシニカルな(皮肉った)批判で、それはコラムの「『反基地』勢力が叫ぶいかがわしさ」という題字が雄弁に物語っているような気がします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
前の記事へ 次の記事へ
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
規約に同意の上 コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/0cc617ea12195c618d621ec8bf96f4e3/9f

ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません